...面倒な事を控えてるんでね...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...もし実際私が判断を下すことを差し控えるならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...光を(つつ)みて言(ことば)寡(すくな)に気もつかぬ体(てい)に控え目にしていれば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「わが君様」の身辺にはお家の一大事に馳せ参ずる多数の内臣外臣が控えており...
戸坂潤 「社会時評」
...福々しい主人の彦太郎が神妙に控えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顎十郎はその手を控え...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その話の続きを待つように隅の方に控えた...
本庄陸男 「石狩川」
...皆様の方の御専門に属しますことですから差控えることにいたしますが...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...梁の恵王常に趙を撃たんとしたが楚を畏れて手控えいた...
南方熊楠 「十二支考」
...そのまた陰影の地に落ちたところなどに水鶏(くいな)が戸をたたく音に似た声で鳴いているのもおもしろい庭も控えたこうした所で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...間近く田にもなり要害にもなるような水湿の地を控えた場処を...
柳田國男 「地名の研究」
...すでに小梅の控え屋敷のほうへ隠居し...
山本周五郎 「風流太平記」
...玄関には支度をした舎人が控えていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...物議を起すのを怖がって発表を差控えるような吾輩じゃないよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一同して馬を控えた...
吉川英治 「三国志」
...控えで湯など飲んでいたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...二人とも控えぬか」「はっ……」「他見(わきみ)すな! 道ぐさすな!」「はいっ」「轍(わだち)にかかる石...
吉川英治 「親鸞」
...玄関に控えていた仲間が...
吉川英治 「山浦清麿」
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