...自分の意志をとおし――出仕差し控えのあとで...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...一心斎は咽喉まで出た分けの合図を控えて...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...特に発表を差し控えているのか...
中谷宇吉郎 「雪協議会の報告」
...わが物顔に一本控えている...
夏目漱石 「虞美人草」
...老妻の手控えによると...
野村胡堂 「胡堂百話」
...差控えて居りました」「と言うと」「あの弾きようには...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...彼は外見だけはいかにもしんみりと控えていた...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...大事の仕事が眼の前に控えてゐるんだ...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...時にはあまりに控え目に過ぎると思われることさえある...
三木清 「西田先生のことども」
...量と党派の力にばかりモノを言わせることをしばらく控えて...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ま、控えて下せえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...控え室にいてもうるさいほどの始末だった...
山川方夫 「その一年」
...できるだけ控えめにしながら...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...わざわざ遠方から大久保の自邸に呼び寄せているタキシーの番号を一々ノートに控えた...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...口数を控えてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...おきびしいな」城内の控えで...
吉川英治 「新書太閤記」
...御注意申しあげてみてはどうか」やはりその中へ来て控えていた菅屋九右衛門が...
吉川英治 「新書太閤記」
...うつ向きかげんに控えていたが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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