...いつさいの付属品と装飾を取り去られたのちの正味掛け値なしの自分の姿を冷静に評価する機会を持ち得たことはともかくもありがたいことであつた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...そうしてその積分されたものの掛け値なしの正味はと言えば結局科学の収穫だけではないかという気がする...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...古渡(こわたり)の大變で掛け値なしの大變」「止さないかよ馬鹿々々しい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そいつが掛け値なしの自分です...
三好十郎 「好日」
...掛け値なしのところで御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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