...自分は知人某氏を兩國に訪うて第二の避難を謀つた...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...これは團三郎が豫め加州の登城の時刻を知つて斯くあれかしと謀つてした事でして...
江南文三 「佐渡が島から」
...そこでタケフルクマの命は謀つて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...やはり女のことで自殺を謀つた青年が...
太宰治 「道化の華」
...之は深く謀つたことでがして...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...ソレデ河野が若し聯合党の為に謀つたならば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...夫婦の間の平和と安穏とを謀つてゐる...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...側臣の戲陽速(ぎやうそく)を呼んで事を謀つた...
中島敦 「盈虚」
...かへつて埒外のお前にでも謀つたら...
牧野信一 「海路」
...屡々光と影のことに就いて余に謀つてゐたが...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...これは村長にも謀つたのだが珍らしいことに彼は僕の主張する Square-cornered; decoration in white. は不賛成で...
牧野信一 「円卓子での話」
...秘かに画家に謀つて...
牧野信一 「山彦の街」
...又は親密な言葉のうちに或事を謀つたりするやうな男では決してなかつたから...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...少(わか)い友人のために便宜を謀つたことであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...先生は言(こと)を左右に託して水路扈随を免れむことを謀つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...継嗣の事を江戸邸の人々に謀つたのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...當時相對死(あひたいし)と云つた情死を謀つて...
森林太郎 「高瀬舟」
...謙信の爲めに謀つて...
吉江喬松 「霧の旅」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??