...おれはお前も愛するが去った妻も捨てるには忍びない...
有島武郎 「或る女」
...裏のろじへ捨てることもできる...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...竈の灰はいつも湖水の中へ捨てるのですから骨も何も残りません」実に途方もない想像でした...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...そやさかい僕はいつでも捨てられるけどお姉さんは捨てること出来ません」いうて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...我々の捨てるものは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...国家のため命を捨てることは必要でもあるし道徳的なことでもあるが...
戸坂潤 「社会時評」
...もしお父さんがあたしを捨てるんなら……...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それをアフリカの方へ捨てるために...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...自分を切り捨てることであって...
中井正一 「美学入門」
...ゆえに我々は一家を捨てることをも重いことに思わない...
新渡戸稲造 「自警録」
......
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...泉鏡花氏の影響を振り捨てるための手段でもあった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...さう易々と捨てるものか」「すると」「お前が駈け付ける迄に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の家の裏口へ空財布を捨てるものですか」雪之助は躍起となって弁解しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...持ち出して捨てる方が早いぜ」「?」「ところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――兩刀を捨てるとか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...他の民器を見捨てるのは...
柳宗悦 「民藝四十年」
...なにか不快なものでも振り捨てるように...
山本周五郎 「橋の下」
便利!手書き漢字入力検索