...捨てるわけには行かない...
梅崎春生 「幻化」
...日本が武装を捨てることだ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...綱をしっかり持っているんだぜ」そう云い捨てるなり...
海野十三 「地球盗難」
...一八三〇年は一七九三年の肉切り庖丁を折り捨てるにふさわしかった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...娯楽のおもちゃと言っては家を建てるとき大工さんが切り捨てる木のきれ...
永井隆 「この子を残して」
...手を高く後ろへ廻して髪の飾りを取って捨てると...
中里介山 「大菩薩峠」
...指の太さに合わぬ指輪は貰っても捨てるばかりである...
夏目漱石 「虞美人草」
...一人で捨てるより道伴(みちづれ)があって欲(ほし)い...
夏目漱石 「坑夫」
...「たったそれ丈(だ)け? 山浦様」「命を捨てることが...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...「お前の智恵じゃあるまい」「霍乱(かくらん)になる菓子を捨てるくらいの智恵はあるよ」「よしよし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...検印がないから急には捨てる場所も思い付かない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――あの赤い端っこは最初焼き捨てる気だったかも知れないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その後刑事につけられて居る事を知って持出して捨てることもならず...
野村胡堂 「流行作家の死」
...記憶を捨てる森からかへるとき...
萩原朔太郎 「宿命」
...さして厭世(えんせい)的になる理由のない人が断然この世の中を捨てることは至難なことでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「汝らの首も斬り捨てるところだが...
吉川英治 「三国志」
...ご免」と云い捨てるや否...
吉川英治 「三国志」
...崖のふちに、笠を捨てる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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