...慎みを忘れて自分が立派な憂国の志士であるように振舞う...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...ただその思いのままに振舞うために出してやったこの小悪魔は...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...自分の好きなように振舞うのに反して...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分のしたいように振舞うのが好きなので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...もっとも午前十一時に立つ客に晩餐(ばんさん)を振舞う方法は...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...知らずに暢気に振舞う人間は疑いようがない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...馬場氏の思いなげに振舞うのが...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...たとえパリの女性がしばしば偽装し虚飾に酔い利己的に偏り媚態を尽くし冷淡に振舞うことがあるにしても...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...大目に見られている者のごとく振舞うことにきめていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...わけもなく隔てを外して振舞うていつた...
室生犀星 「命」
...今でもわたしは同じように振舞うであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勝ち負けに対してもっとつつましく振舞う者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは同じように振舞うことにしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人々はさながら自由を特権であるかの如く振舞う...
柳宗悦 「工藝の道」
...民へ不当な私権を振舞うのを聞いたりすると...
吉川英治 「新書太閤記」
...かねがね振舞うに委(まか)せておいた佐々成政を成敗(せいばい)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...原始的なしきたりのまま、肉の意志のまま、振舞うことが、人間として出来る何でもない行為の一つというに過ぎない...
吉川英治 「平の将門」
...横瀬浦では領主が受洗の時の約束以上に果敢に振舞うのを見て非常に喜んだ...
和辻哲郎 「鎖国」
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