...他人にさながら神経のないもののように振舞う事です...
太宰治 「渡り鳥」
...へんに余所(よそ)々々しく振舞うのである...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...皆な自分の我儘を振舞うためにさうしてゐるのぢや...
田山花袋 「道綱の母」
...どんな高荘な広間ででも振舞うことが可能であったと同じように優雅(しとやか)に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...平生は大いに禮儀正しく振舞うすべも心得ているし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...自由に振舞うのが一番よろしいのだ...
豊島与志雄 「好人物」
...どんなにか喜んで我儘を振舞うことだろう...
豊島与志雄 「病室の幻影」
...獅子神の如く尊大に振舞うとは...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...何の顧慮する所もなく振舞うた...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...虚偽を無邪気に振舞う本能をさずかっているらしかった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...どんな門番でもこんなふうに振舞うとはかぎらぬはずだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...まるで彼の保護者のように振舞うこの男の態度の中で...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...次第に我物顔に立ち振舞うようになる...
森鴎外 「雁」
...誇りかに振舞うのが見える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...(a)わたしはまったく自分本位の・自己流に振舞うことに慣れた・霊魂をもっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...程よく気軽に振舞う...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...かねがね振舞うに委(まか)せておいた佐々成政を成敗(せいばい)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...その蛮カラ振りを都人士の中に振舞うのを快とした...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??