...裏切者らしく振舞うがいい...
太宰治 「虚構の春」
...へんに余所(よそ)々々しく振舞うのである...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...愚衆の各個人が他人から自由で独立で勝手に振舞うということではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...粗末な肴ながらも酒を振舞う...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そして、ただ、斉彬の歩んで来た道を、ひたすらに、歩もうとしておるが、斉彬であればこそ、斉興は、己の肚の中では、反対しておっても、表面口には上せなかったが、久光では、遠慮なく、振舞うであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...いつも野郎共呼ばわりをして傍若無人に振舞うのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...獅子神の如く尊大に振舞うとは...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...即(すなわ)ち今日高木と佐川の娘を呼んで午餐(ごさん)を振舞う筈(はず)だから...
夏目漱石 「それから」
...危険あるを知らぬゆえに豪胆(ごうたん)らしく振舞うのである...
新渡戸稲造 「自警録」
...虚偽を無邪気に振舞う本能をさづかつてゐるらしかつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...用心深く振舞うことが出来なかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...次第に我物顔に立ち振舞うようになる...
森鴎外 「雁」
...ありのままに振舞う人や徹頭徹尾不品行な人の態度よりも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)わたしはまったく自分本位の・自己流に振舞うことに慣れた・霊魂をもっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...せっかく君たちはそのように振舞うべきことを神々に誓ったのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...餅を搗いて待っていよというのでその通りにして一斗ほどの餅を振舞うと...
柳田国男 「山の人生」
...洒洒として臆面なくあんなに振舞うようになるかも知れぬと...
横光利一 「旅愁」
...民へ不当な私権を振舞うのを聞いたりすると...
吉川英治 「新書太閤記」
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