...裏切者らしく振舞うがいい...
太宰治 「虚構の春」
...自分の好きなように振舞うのに反して...
谷崎潤一郎 「細雪」
...学者として振舞うことだというのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自分のしたいように振舞うのが好きなので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そして、ただ、斉彬の歩んで来た道を、ひたすらに、歩もうとしておるが、斉彬であればこそ、斉興は、己の肚の中では、反対しておっても、表面口には上せなかったが、久光では、遠慮なく、振舞うであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...充分に茶飯を振舞うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...特に手荒に振舞うべからずとの言葉添えが与(あずか)って力ありと見え...
中里介山 「大菩薩峠」
...マルテロはわしは御馳走役じゃと云うて蝋燭(ろうそく)の火で煮焼(にたき)した珍味を振舞うて...
夏目漱石 「幻影の盾」
...たとえパリの女性がしばしば偽装し虚飾に酔い利己的に偏り媚態を尽くし冷淡に振舞うことがあるにしても...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...自分の思った通りのことを精一杯に振舞う...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...野干の告げに心付いて注意しおると獅巣から出るとて右のごとく振舞う虎も起き出てかく動作した...
南方熊楠 「十二支考」
...誇りかに振舞うのが見える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...自分に対してあまりに横柄大胆に振舞う奴隷に向って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勝ち負けに対してもっとつつましく振舞う者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...せっかく君たちはそのように振舞うべきことを神々に誓ったのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大逆的な行為など振舞う賊子(ぞくし)はないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...民へ不当な私権を振舞うのを聞いたりすると...
吉川英治 「新書太閤記」
...仏法を滅するものは仏徒なりなど狂噪暴言(きょうそうぼうげん)を振舞うこと...
吉川英治 「親鸞」
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