...彼は滞在客らしく宿の人々とも親しみ深く振舞うていた...
種田山頭火 「遍路の正月」
...皆な自分の我儘を振舞うためにさうしてゐるのぢや...
田山花袋 「道綱の母」
...四十人の子供が一人のように振舞うのではなく...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...勝手な妄想に耽(ふけ)りきっているかのように振舞うた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...充分に茶飯を振舞うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の上に暴威を振舞うの理窟がなかったのだけれど――そうかといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の顧慮する所もなく振舞うた...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...差出がましく振舞うべき筋合でも無いので...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...少女時代をとりかえしたように武子さんが振舞うと...
長谷川時雨 「九条武子」
...こういうふうに振舞うことが果して正しいだろうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...次第に我物顔に立ち振舞うようになる...
森鴎外 「雁」
...285どの獣よりも獣らしく振舞うために使うのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...正しい行為において極端に振舞うことも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ありのままに振舞う人や徹頭徹尾不品行な人の態度よりも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今でもわたしは同じように振舞うであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...バックはいかにも王者らしく振舞うことができた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...洒洒として臆面なくあんなに振舞うようになるかも知れぬと...
横光利一 「旅愁」
...奢(おご)り振舞う平氏の世を憎んで...
吉川英治 「親鸞」
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