...中に金竜(きんりゅう)の衣(い)を着ているものがある...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...私は金竜大王の女(むすめ)なのですが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...金竜山下(きんりゅうざんした)の日蔭(ひかげ)になった瓦町(かわらまち)を急いだ...
永井荷風 「すみだ川」
...山東翁(さんとうおう)が『近世奇跡考(きんせいきせきこう)』に書きました金竜山(きんりゅうざん)奈良茶(ならちゃ)の昔はいかがか存じませんが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...そして仙果諸共(もろとも)堀田原をさして金竜山(きんりゅうざん)の境内を飛ぶがごとくに走り行く...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...金竜山(きんりゅうざん)の境内(けいだい)には塩をあげる塩地蔵というのがある...
永井荷風 「日和下駄」
...金竜に角を引抜かせたのである...
中島敦 「悟浄歎異」
...浅草の金竜館で後の氏原芳家などと一緒にテナーの真似事をしていたが...
久生十蘭 「魔都」
...今夜築地の金竜亭で大いに論じようといふことになった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ハネて、築地金竜へ、ビクター岡の招きで、京極鋭五と行き、牛肉食った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今度は私は東京の浅草の金竜館へと出演した...
正岡容 「わが寄席青春録」
...それとても楽天地や金竜館のお客に比べれば天地雲泥の相違だった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...かつての大阪楽天地や金竜館でのアトラクションを思えば...
正岡容 「わが寄席青春録」
...二の金竜を造らせ...
南方熊楠 「十二支考」
...その他支那で亢宿(こうしゅく)を亢金竜と呼ぶなど...
南方熊楠 「十二支考」
...『大清一統志』に、江南金竜池、深さ測られず、唐初その中から一馬出で、朝は郊坡(つつみ)を奔り騰(のぼ)り、夜は池中へ入る、尉遅敬徳これを捕えたと(巻八十)...
南方熊楠 「十二支考」
...其翌登金竜寺...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...なきがらは城西(じょうせい)の金竜寺(きんりゅうじ)にほうむられた...
山本周五郎 「日本婦道記」
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