...「あんずる」は「按ずる」にて...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...また初めて電線を水底に敷設せしは一八五〇年ドーバーとカレイ〔按ずるにドーバーは英にありカレイは仏にあり〕間の電線となす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...」服部南郭の不忍池畔に住んだのは其文集について按ずるに享保初年の頃で...
永井荷風 「上野」
...(弘按ずるに、官に此村川、大谷兩人が呈せしと云へる此島の事を書し書有るよし聞り...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...また按ずるにホワイトの『セルボルン博物志』に牛が沢中に草食う際...
南方熊楠 「十二支考」
...按ずるに薫(とうくん)『答問』に歳首松枝を折り...
南方熊楠 「十二支考」
...系譜を按ずるに、伊沢氏に四家がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに榊原主計は当時無職の旗本であつたであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに願書に謂ふところの難渋は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに斎は識語を作るに当つて名(めい)を其子に藉りたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに是は蘭軒の女(ぢよ)長(ちやう)を斥(さ)して言つたものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」按ずるに初叙(しよじよ)の法眼は例が無いので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに正教の死は棠軒の福山を発する前にあつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに栄の嫁する所の田中氏は棠軒の生家である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」按ずるに慧は棠軒の女信(のぶ)の法諡(はふし)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」按ずるに枳園養竹は早く致仕し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに枳園は吉野に遊んでより後...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」按ずるに初編の「四月」は恐くは再三版であらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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