...按ずるに、蛾蛾同韻(ががどうゐん)(五何反)なれば相通(あひつう)じて往々(わう/\)書見(しよけん)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...備後が云うには、今此の城をお開きなさるのは、中々勿体(もったい)のうござります、某按ずるに、我等三人のうち一人を伏見へ遣わされ、一往理(ことわり)をお盡しなされては如何、もしその上にも御承引なく、討手が向って来るようであったら、我々真っ先に討って出て花々しき合戦をなし、叶(かな)わぬ時節到来せば、その時お腹を召され給うとも何の仔細か候べきと云う...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...按ずるに、霧の凝結する核となる塵埃中にはいろいろ香や臭のあるものもあってこれが鼻感を刺戟する場合があるのでそう云ったものではあるまいか...
寺田寅彦 「歳時記新註」
...二十五つらつら地図を按ずると...
中里介山 「大菩薩峠」
...故に詩句の三巴遠を変じて薩摩同志とせるか)楼に上る貧乏の春(雪山按ずるにお龍氏も亦お春と変名し居たり...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...「按ずるに此元和とすることの元祿にはあらざるや...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...今按ずるに年の始めには万事祝詞を述べ侍(はべ)る物にしあれば...
南方熊楠 「十二支考」
...按ずるに薫(とうくん)『答問』に歳首松枝を折り...
南方熊楠 「十二支考」
...按ずるに孫思(そんしばく)は旧新唐書に伝がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに成美は出仕を命ぜられた後に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに斎は識語を作るに当つて名(めい)を其子に藉りたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに正教の死は棠軒の福山を発する前にあつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに渋江氏の伝ふる所のが窮時の逸事は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又按ずるに孫は小字(をさなな)を昌蔵と云ひ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに栄の嫁する所の田中氏は棠軒の生家である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに棠軒は早く前年戊辰八月九日に吉津村に移つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに棠軒は病のために日録を罷めたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...掘り出した堅牢地神按ずるに堅牢地神は仏法二十諸天の一つ...
山本笑月 「明治世相百話」
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