...然れどもその偽(いつわり)なるは地図を按ずるまでも無之候...
芥川龍之介 「雑信一束」
...余はひとたびこの人民がこの商業に黽勉(びんべん)するの熱心とその商業を進捗(しんちょく)せしむる自然の便益と〔按ずるに善き港湾に富むがごときの類〕および今日においてすでにその成就したるところの功績につき思考するときには...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...按ずるに伊聲耆の音はイ...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...按ずるに此たけしまは近江なる湖中に有多氣島のことをよみしものか...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...(弘按ずるに、官に此村川、大谷兩人が呈せしと云へる此島の事を書し書有るよし聞り...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...按ずるに山阜岡岫(こうしゅう)...
南方熊楠 「十二支考」
...今按ずるに、世俗に白鼠は大黒天の使令とし白蛇は弁財天の使令として福神の下属という、これ西土の書にも世々いう事と見ゆと記す...
南方熊楠 「十二支考」
...」按ずるに母は游竜市兵衛の妻ではなくて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに成美は出仕を命ぜられた後に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに歴世略伝榛軒の部に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに蘭軒の歿前一二年間の事は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに標題の糾繩(きうじよう)は隋書に「若不糾繩...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに渋江氏の伝ふる所のが窮時の逸事は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」按ずるに枳園養竹は早く致仕し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに枳園は吉野に遊んでより後...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに改暦後、月を変へて日を変へずに五月二十三日とし、所謂夜(たいや)に客を招いたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼の自ら記す所に因りて之を按ずるに文化三年六月には外史を草して既に織田氏に及べり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...按ずるに、いま陸口(りっこう)(湖北省、漢口の上流)には、呉の呂蒙(りょもう)が大将となって、一軍団を屯(たむろ)させています...
吉川英治 「三国志」
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