...すこし気にかかることがあって(といってはっと気がつき)ああむにゃむにゃ...
海野十三 「新学期行進曲」
...自分が足袋をはいているままで寝ているのに気附(きづ)いてはっとした...
太宰治 「朝」
...途上ですれちがったひとりの少女を見て、はっとして、なんだか他人でないような気がする...
太宰治 「断崖の錯覚」
...はっと気を取り直して御奥の将軍家のお顔を伺い見ましたら...
太宰治 「鉄面皮」
...お家の法度(はっと)を破って男を拵(こしら)えて...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...はっとした感じが頭に閃(ひらめ)いた...
近松秋江 「狂乱」
...はっと思い出した...
豊島与志雄 「自由人」
...私ははっと思い出したのです...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...はっと眼を覚ましながら両手を差し出しました...
豊島与志雄 「夢の卵」
...はっと周囲を見渡しました...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それで加代ははっとした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...はっと胸を暗くした...
吉川英治 「私本太平記」
...久しく都に見失ひける服部(はっとり)ノ元成(もとなり)と卯木(うつぎ)となんいひける者の...
吉川英治 「私本太平記」
...ゆめ、ご懈怠(けたい)はなりません、……おお、お名残はつきませぬが、天上界と下界のへだたり、そういつまでもお引きとめはなりませぬゆえ、はや、すみやかにお帰りくだされませ」宋江は、はっと、ひれ伏した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...御邸内では法度(はっと)でも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...七覚明はその時、叱られる子が、怖い親の姿を見たように、はっと、眸をすくめた...
吉川英治 「親鸞」
...はっとしたように...
吉川英治 「松のや露八」
...またはっと目がさめるといった調子で...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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