例文・使い方一覧でみる「はっと」の意味


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...冷やかに光った鉄の面(おもて)にどろりと赤いもののたまっている光景ははっと思う瞬間に...   冷やかに光った鉄の面にどろりと赤いもののたまっている光景ははっと思う瞬間にの読み方
芥川龍之介 「寒さ」

...はっと愕(おどろ)きましたが...   はっと愕きましたがの読み方
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」

...はっと思った拍子に彼は...   はっと思った拍子に彼はの読み方
有島武郎 「星座」

...はっと身体を硬くした途端...   はっと身体を硬くした途端の読み方
梅崎春生 「日の果て」

...紫のカーテンに目を釘づけにしていた道夫は、はっとして、後をふりむいた...   紫のカーテンに目を釘づけにしていた道夫は、はっとして、後をふりむいたの読み方
海野十三 「四次元漂流」

...」はっと口をつぐんだ...   」はっと口をつぐんだの読み方
太宰治 「春の盗賊」

...前でしたら時に依(よ)ってははっと思て...   前でしたら時に依ってははっと思ての読み方
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」

...そしてはっと自分の懐に懐剣を感じた...   そしてはっと自分の懐に懐剣を感じたの読み方
豊島与志雄 「蠱惑」

...」はっと、飛礫(つぶて)を投げられたようなもので、息をつめてから、岡部はいきなり立上って、お幾の横をすりぬけながら慌てて降りていった...   」はっと、飛礫を投げられたようなもので、息をつめてから、岡部はいきなり立上って、お幾の横をすりぬけながら慌てて降りていったの読み方
豊島与志雄 「常識」

...調所は、こう考えてきた時、はっとした...   調所は、こう考えてきた時、はっとしたの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...それも――それも百城様から――あちらからせがまれて――何も、妾から、手を、口を出したのではござりませぬ――)綱手は、父に、兄に、母に、こう説明をしていたが(益満――)と、思うと、はっとした...   それも――それも百城様から――あちらからせがまれて――何も、妾から、手を、口を出したのではござりませぬ――)綱手は、父に、兄に、母に、こう説明をしていたがと、思うと、はっとしたの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...藤井先生はまゆをしかめ、あわててポケットからとり出したハンケチで、鼻をしっかとおさえたまま、こりゃひどい、まったくだ、さあまどをあけて、そっちも、こっちもと、さしずされ、しばらくじっとしてなにかを待っていられたが、やがて、おそるおそるハンケチを鼻からとられ、おこってもしょうがないというように、はっはっと、顔の一部分でみじかくわらわれた...   藤井先生はまゆをしかめ、あわててポケットからとり出したハンケチで、鼻をしっかとおさえたまま、こりゃひどい、まったくだ、さあまどをあけて、そっちも、こっちもと、さしずされ、しばらくじっとしてなにかを待っていられたが、やがて、おそるおそるハンケチを鼻からとられ、おこってもしょうがないというように、はっはっと、顔の一部分でみじかくわらわれたの読み方
新美南吉 「屁」

...はっと眼をさますなり...   はっと眼をさますなりの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

...はっと悔(く)いに似た反省を抱いた...   はっと悔いに似た反省を抱いたの読み方
吉川英治 「黒田如水」

...はっと、諸人みな色を失い興をさましてしまったが、特に、玄徳のうしろにいた関羽の如きは、眼を張り、眉をあげて、曹操のほうをくわっとにらめつけていた...   はっと、諸人みな色を失い興をさましてしまったが、特に、玄徳のうしろにいた関羽の如きは、眼を張り、眉をあげて、曹操のほうをくわっとにらめつけていたの読み方
吉川英治 「三国志」

...久しく都に見失ひける服部(はっとり)ノ元成(もとなり)と卯木(うつぎ)となんいひける者の...   久しく都に見失ひける服部ノ元成と卯木となんいひける者のの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...当人も大張り切りで、精(せい)を根(こん)かぎりに一代の芸を尽してお目にかけたいといっておりますれば、ゆるゆるとひとつご観覧なあって永当(えいとう)永当(えいとう)ご贔屓(ひいき)のほどを乞(こ)いねがっておきまして――さて」と、ここで口上の調子をかえ、次の芸当の筋書を述べていたが、雷横は夢か現(うつつ)で、あぶなく居眠りの肱(ひじ)を外(はず)しかけ、はっと、居場所を思い出したように、急に舞台へ、赤い眼をしいて瞠(みは)りだしていた...   当人も大張り切りで、精を根かぎりに一代の芸を尽してお目にかけたいといっておりますれば、ゆるゆるとひとつご観覧なあって永当永当ご贔屓のほどを乞いねがっておきまして――さて」と、ここで口上の調子をかえ、次の芸当の筋書を述べていたが、雷横は夢か現で、あぶなく居眠りの肱を外しかけ、はっと、居場所を思い出したように、急に舞台へ、赤い眼をしいて瞠りだしていたの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

...はっと答えぬばかり正直な態度で...   はっと答えぬばかり正直な態度での読み方
吉川英治 「源頼朝」

「はっと」の書き方・書き順

いろんなフォントで「はっと」

「はっと」の電子印鑑作成

「はっと」の英語の意味


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山猿   返り点   果然  

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