...きっと見分けられるでございましょう...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ほのかに見分けられるようになって来た...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...地上の小石まで見分けられる白昼の火光...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...どこが最後に仕上げられたか見分けられるものではありません...
江戸川乱歩 「影男」
...その鳥が飼主の手頸に棲(とま)っているのがその鮮かな羽毛の色でそれと見分けられるような気さえした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その邊を掻きした指の痕も見分けられるやうに思はれた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...ようよう見分けられるほどの黄昏(たそがれ)ではあったが...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...もうはっきり見分けられる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...しかもその仮面がすぐに見分けられるほどだったから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かすかにそれと見分けられる...
豊島与志雄 「地水火風空」
...顔つきや身ぶりですぐ見分けられるように...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...一目に見分けられる着物や羽織...
永井荷風 「元八まん」
...底の真砂(まさご)の一つ一つがはっきり見分けられるほど明るかった...
中島敦 「悟浄出世」
...制服で見分けられる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...青い焔(ほのお)が黄ろい焔のなかに見分けられるように...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...和服に袴(はかま)で靴を穿いている場合に限って見分けられる位...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...赤い封蝋(ふうろう)と青い封蝋をちゃんと見分けられるしね...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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