...彼女の持味は服装のセンスがいい...
...彼の持味は頭の回転が速いというところだ...
...その芸人には独特の持味がある...
...彼女の持味である美しい声にうっとりした...
...新商品の持味をPRするために、広告を打つことにした...
...野菜なりの持味をあるがままのそれよりも一層引き立たしめるがために...
薄田泣菫 「独楽園」
...それが彼の持味であつた...
辰野隆 「旧友の死」
...彼は飽くまで持味を発揮してゐるやうに思へる...
辰野隆 「旧友の死」
...サトウハチローの裏街の交響楽には新味はないが持味があつた...
種田山頭火 「其中日記」
...……○独り言○或る問答○濁酒○忘れられない人物○貰ひ水○寒鮒○情熱○放心○持味○その犬○郵便○生地に生きる○老境○句作三昧○酒○年越○お正月十二月八日今日もまた曇天...
種田山頭火 「其中日記」
...小さいことだがそれらが三つ重つて軽い楽しい持味を作り出すのであらうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...かういふ歌特有の持味は字余りや口語歌では決して出て来ない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...永田キング、持味はあるが、俳優としては買へない、他の連中もひどすぎる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それが作家の持味であればあるほど...
牧野信一 「浪曼的月評」
...この作品のような持味をその特色の一つとしてゆく製作者であろうが...
宮本百合子 「「愛怨峡」における映画的表現の問題」
...リリアン・ギッシュの持味として演技の落付き...
宮本百合子 「映画の語る現実」
...が花柳の中に「まごころ」を云々するところがの持味であったのだが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...栄さんのように持味と話しのうまさで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は箇性の持味で文学を解決してゆこうとはしていないのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...石の持味がよく活(い)かされている...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...和紙の持味がこゝにも濃い...
柳宗悦 「和紙十年」
...紙布らしい持味が活されてゐる品物である...
柳宗悦 「和紙十年」
...新憲法の持味を生かしたものといつてよいと思ふ...
山浦貫一 「新憲法の解説」
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