...彼女の持味は服装のセンスがいい...
...彼の持味は頭の回転が速いというところだ...
...その芸人には独特の持味がある...
...彼女の持味である美しい声にうっとりした...
...新商品の持味をPRするために、広告を打つことにした...
...その人特殊の持味がよく現われていることは勿論よいことでもあるし...
上村松園 「双語」
...闊達な秀吉の気質と真桑瓜の持味とは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...とにかくここではその店の持前持味とでも解釈しようか...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...これを店の持前持味というように解釈したが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...K君の持味だつた...
太宰治 「知らない人」
...サトウハチローの裏街の交響楽には新味はないが持味があつた...
種田山頭火 「其中日記」
...……○独り言○或る問答○濁酒○忘れられない人物○貰ひ水○寒鮒○情熱○放心○持味○その犬○郵便○生地に生きる○老境○句作三昧○酒○年越○お正月十二月八日今日もまた曇天...
種田山頭火 「其中日記」
...その持味と眞劍さとは...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...小麦本来の持味が充分で同時に営養価も高い事が味わえる...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...かういふ歌特有の持味は字余りや口語歌では決して出て来ない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...が花柳の中に「まごころ」を云々するところがの持味であったのだが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...持味なんかふっとばして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たとえば作品の現実では各人の各様の持味の肯定になって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は箇性の持味で文学を解決してゆこうとはしていないのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...釉薬(うわぐすり)に一種のおっとりした持味がありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...石の持味がよく活(い)かされている...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...その持味の黄味が自然の発色であるのは既に名高い...
柳宗悦 「和紙十年」
...それぞれ自家特製の持味に御膳...
山本笑月 「明治世相百話」
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