例文・使い方一覧でみる「心細さ」の意味
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レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これじゃ実験室へいつになったら帰れることやら――」博士の心細さは...
海野十三 「空気男」
...生きておられないような心細さ...
太宰治 「斜陽」
...心細さのあまり和田の叔父さまへ...
太宰治 「斜陽」
...趣味が實際に現はれたる事實を考察する時は頗る心細さを感ずることがある...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや（其一）」
...お君は自分の足が覚束（おぼつか）なくなるにつれて心細さが増してきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...秋風を品（ひん）よく避（よ）けて通す心細さを...
夏目漱石 「虞美人草」
...自分までこの年寄を苛（いじ）めるかと云わぬばかりの心細さが籠（こも）っていた...
夏目漱石 「行人」
...本船と切り離された板片（いたきれ）の上にすがっているような心細さを感じた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...心細さからだけでも...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...私の心の中は「心細さ」と云ふやうな感じはなかつた...
葉山嘉樹 「氷雨」
...と焼あがりし餅を両手でたたきつつ例（いつ）も言ふなる心細さを繰返せば...
樋口一葉 「わかれ道」
...私も少々ながら心細さに襲はれて...
牧野信一 「馬上の春」
...心細さは少し慰むはずであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...起きいでし時の心細さ...
森鴎外 「舞姫」
...自分の常の日の心細さを...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ただ暗くなった田舎道を歩いたときの心細さや...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...敦賀から一人乗つた露西亜（ロシア）の汽船の中の様な心細さは無いが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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