...拇指と他の指とでつまみ上げる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...両足の拇指(おやゆび)のつけ根だからだそうでございます...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...汚れた白足袋の拇指(おやゆび)の破れも同じ物語を語っていた...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...右手の拇指(おやゆび)と人さし指で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あたかも拇指(おやゆび)の先に一摘まみのフレデリック大王の嗅煙草(かぎたばこ)でも持ってるようにおごそかに息を吸い込んで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...拇指(おやゆび)を肋(あばら)の所で背負帶に挾んで兩肘を張つてうつむきながらそろそろと歩く...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...主人の左の手の拇指(おやゆび)が本の間に挟(はさ)まったままであるところから推(お)すと奇特にも今夜は五六行読んだものらしい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いきなり小判を右手の拇指(おやゆび)と食指(ひとさしゆび)との間に立てて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...拇指(おやゆび)を蝮(まむし)にして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「林彦三郎は口書(くちが)き拇印(ぼいん)も済んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妙なものが來ましたぜ」八五郎が拇指(おやゆび)を蝮(まむし)にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妙なものが来ましたぜ」八五郎が拇指(おやゆび)を蝮(まむし)にして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...屍体から××された右手の拇指と小指...
牧逸馬 「双面獣」
...右足の拇指(おやゆび)の爪を剥(は)がし...
山本周五郎 「さぶ」
...じりじり左右の足の拇指(おやゆび)で土を噛みつつ一寸にじりの攻勢に取って来たのである...
吉川英治 「剣難女難」
...食(く)いつめてゆく才蔵の足の拇指(おやゆび)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...足の拇指(おやゆび)をジリジリさせて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...足の拇指(おやゆび)も...
吉川英治 「宮本武蔵」
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