...抜け目なくあの婆が網を張っているからって...
芥川龍之介 「妖婆」
...あの人だったら抜け目なく頭まで手にいれるんだけれど」「水戸のことをいっているんだね」とドレゴは苦笑しながら...
海野十三 「地球発狂事件」
...抜け目なくやってくれ給え」博士に励まされて...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...抜け目なく身構えした...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...抜け目なく眼をくばりつづけていたことはいうまでもないが...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...抜け目なく四方八方を飛び歩いて...
太宰治 「グッド・バイ」
...抜け目なくやっておくれ...
太宰治 「新ハムレット」
...とにかく抜け目なくジャアナリズムというものにねばって...
太宰治 「如是我聞」
...抜け目なくその好立場を効用化してる関係上...
谷譲次 「踊る地平線」
...もし講義の内容が抜け目なく系統的に正確な知識を与えさえすればいいとならば...
寺田寅彦 「蓄音機」
...たぶん抜け目なくやってくれたものと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...抜け目なく訊(き)き糺(ただ)した...
徳田秋声 「新世帯」
...抜け目なく問題を持ちかけてしまいました――「では伺いますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも抜け目なく馳(は)せまわっていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それによって抜け目なく行動するのだから...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...いかにも抜け目なく行われたので...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...政局の機微なども抜け目なく感じとっている彼だった...
吉川英治 「私本太平記」
...ここでも抜け目なく宿引(やどひ)きや土産物屋が関(せき)を作っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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