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饗庭篁村 「木曾道中記」
...縦令当年に限御初地入不被遊候而は神之御祟共有之抔と之御占方に而も右通時節柄相応不仕段は眼前に候間...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...最初はアイヌと物品交易抔爲せしが後に至つてアイヌと不和を生じ追々と何れへか去り徃きて今日は誰も其所在を知らず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...石を摩(す)り截るには木の小枝抔(せうしなど)を採り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
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坪井正五郎 「コロボックル北海道に住みしなるべし」
...殊に「時により」抔といふ句は酷いのであるが...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...畝傍の山陵でさへ以前は百姓が草を刈つたり牛を繋いたりしてそこらは牛の糞だらけであつた抔といふことを思ひ浮べながら木立へはひる...
長塚節 「松蟲草」
...抔(など)と言ふ風にな...
長與善郎 「青銅の基督」
...それを身うけが出来る抔(など)と夢みてゐた俺は矢張りお芽出度い坊つちやんに過ぎなかつたのだらうか...
長與善郎 「青銅の基督」
...自然派小説抔(など)と云うのは...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...博士や教授や勅任官抔(など)の事を念頭にかけて...
「入社の辞」
...これ抔(など)は尤(もつと)も好(い)い例(れい)です」宜道(ぎだう)は斯(こ)んな話(はなし)をして...
夏目漱石 「門」
... 朝顔や紺(こん)に染めても強からず也有(やゆう)糸抔(など)を紺に染むれば糸が強く丈夫になるとは俗に言ふ所なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...何々の語の方(かた)善かりしものを抔(など)気のつく事多かるべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...歌以外の学問や外国の文学抔(など)を勧めたとて効力もあるまじければ...
正岡子規 「人々に答ふ」
...この村は桑園菜畑抔(など)は多少あるが水田はない...
正岡子規 「病牀六尺」
...定家といふ人は上手か下手か訳の分らぬ人にて新古今の撰定を見れば少しは訳の分つて居るのかと思へば自分の歌にはろくな者無之「駒とめて袖うちはらふ」「見わたせば花も紅葉も」抔が人にもてはやさるゝ位の者に有之候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...壽命は艱生次第常人の年齡に達し得べきこと抔...
横瀬夜雨 「花守」
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