...先生は日本に居られた頃にも土曜の午後や日曜抔(など)には方々の子供を沢山集め...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...是は鑛毒地の半分以上を占めて居る抔と云ふことを...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...湖底抔に杭(くひ)を打ち込み水面上(すゐめんじやう)數尺(すうしやく)の所に床を張り屋根(やね)を設けて住居とする者有り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...わたくしは學課の事やら雜誌三田文學を創刊すること抔から...
永井荷風 「鴎外記念館のこと」
...醫學校の生徒が飛び込んで藝者の三味線を擔ぎ出した抔といふことであつたさうだが僕は其の時氣が氣でない...
長塚節 「開業醫」
...糊が惡くても矢張り變色するといふことやそれから此の貼り附けることが米國では一つの技術と見做されて居ること抔を語りながら一心に手を動した...
長塚節 「教師」
...殊に「時により」抔といふ句は酷いのであるが...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...その中には「君がゐなくなつたので理科大学の穴倉生活抔が書けなくなつた...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...なまじい石抔を抛げなければ可(よ)かつたと思つてゐる...
夏目漱石 「それから」
...「満韓ところどころ」抔(など)が君の気色を害したのは左(さ)もあるべきだと思う...
「『土』に就て」
...村(むら)の御齋(おとき)抔(など)に出掛(でか)ける事(こと)があるとか云(い)つて宜道(ぎだう)が笑(わら)つてゐた...
夏目漱石 「門」
...古來(こらい)から斯(この)道(みち)に苦(くる)しんだ人(ひと)の閲歴譚(えつれきだん)抔(など)を取(と)り交(ま)ぜて一段(いちだん)の精彩(せいさい)を着(つ)けるのが例(れい)であつた...
夏目漱石 「門」
...女子に衣服道具抔(など)多く与へて婚姻せしむるよりも...
福沢諭吉 「女大学評論」
...此外こしかけ岩俎板岩釜岩硯岩烏帽子岩抔申なりといと殊勝げにぞしやべりける...
正岡子規 「かけはしの記」
...宗任(むねとう)が梅の花の歌を詠みて公卿(くげ)たちを驚かしたりといふ事抔(など)...
正岡子規 「人々に答ふ」
...始は半(なかば)衛生のため抔(など)といふて居つたものもあつたが...
正岡子規 「病牀六尺」
...又フレザーは敵城を占領する時抔のマジナヒに斯る事を行ふ由をも説いた...
南方熊楠 「人柱の話」
...此教は一神を奉ずるから地神抔は薩張りもてなくなり...
南方熊楠 「人柱の話」
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