...学者抔で高級の勲章をいただく事は真に功績の著しいものに限られて居る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...此所より此所の間には當さに道路有りしなるべきなり抔(など)と云ふを得れど...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...草を編みたる物抔(ものなど)とは思ひも由(よ)らざる事なり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...予は其頃まで奧州の白河抔といふと唯遠い所と計り思つて居たのであつたが...
長塚節 「痍のあと」
...お品(しな)は平常(いつも)のやうに鷄(にはとり)抔(など)へ構(かま)つては居(ゐ)られなかつた...
長塚節 「土」
...朝鮮牛(てうせんうし)が大分(だいぶ)輸入(ゆにふ)されたが狗(いね)ころの樣(やう)な身體(からだ)で割合(わりあひ)に不廉(たか)いからどうしたものだか抔(など)といふことが際限(さいげん)もなくがや/\と大聲(おほごゑ)で呶鳴(どな)り合(あ)うた...
長塚節 「土」
...「所がその問題がマグネ付けられたノッヅルに就いて抔(など)という乾燥無味なものじゃないんだ」と迷亭がいっているが...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...抔(など)と言ふ風にな...
長與善郎 「青銅の基督」
...例へば寛文時代に浮世絵の版画が長崎にあつた事抔(など)は歴史的には錯誤であるが...
長與善郎 「青銅の基督」
...たまの日曜抔は骨休めとか号して一日ぐう/\寐てゐる...
夏目漱石 「それから」
...博士や教授や勅任官抔(など)の事を念頭にかけて...
「入社の辞」
...一體御前の小説は何うだ抔と遣り込められざらん事を希望する...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...手加減(てかげん)次第(しだい)で赤(あか)にも青(あを)にもなるから色刷(いろずり)抔(など)の場合(ばあひ)には...
夏目漱石 「門」
...滅多(めつた)に東京(とうきやう)抔(など)へ出(で)る機會(きくわい)のない遠(とほ)い山(やま)の國(くに)のものとしか受(う)け取(と)れなかつた...
夏目漱石 「門」
...時々(とき/″\)聞(き)き損(そく)なつた所(ところ)抔(など)を後(あと)から質問(しつもん)するので...
夏目漱石 「門」
...手爾波抔(てにはなど)を学ばんと思はば俳書に就(つ)かずして普通の和書に就け...
正岡子規 「俳諧大要」
...歌以外の学問や外国の文学抔(など)を勧めたとて効力もあるまじければ...
正岡子規 「人々に答ふ」
...食器抔(など)は余の分と家人の分と別々に取り扱ふなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
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