...主人側の伊井公侯が先ず俊輔聞多(しゅんすけもんた)の昔しに若返って異様の扮装に賓客をドッと笑わした...
内田魯庵 「四十年前」
...僕はよもや君が本田という学生に扮(ば)けているとは思わなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...そのままおとなしく「脱走船員――海の狼」に扮し切った私は...
谷譲次 「踊る地平線」
...王子の扮装を済ましたイダルゴは...
谷譲次 「踊る地平線」
...駅へ出迎へる扮装といつぱ――地下足袋で尻からげ...
種田山頭火 「其中日記」
...おのおのその扮装(いでたち)をした捕方(とりかた)の人数だと認めないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...暑中休暇を利用して富士登山といふ扮裝で行つた...
長塚節 「開業醫」
...虚無僧の扮裝(こしらへ)を隱しやうは無い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それ/″\の身扮(みなり)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前の身扮(みなり)はひどく取り亂してゐるぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...扮(こしら)えも――ただひとつ小糸をいとしみ...
正岡容 「小説 圓朝」
...軍人などに充分扮し得たつもりでゐるやうに...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...いまのうちだぞ」同じ扮装の天狗だが...
吉川英治 「私本太平記」
...陵王(りようわう)(扮装せる当年十四歳の顕家)のかがやき出でたるは...
吉川英治 「私本太平記」
...濠端(ほりばた)で扮装にかかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...鉦(かね)などの合奏(オーケストラ)にあわせて真っ赤な扮装(ふんそう)をした童女三人が炎の乱舞を踊りぬいてしばらくお客のご機嫌をつないでいる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...物々しくも扮装(いでたち)にかかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??