...餘(あま)り爽(さわや)かならぬ扮裝(いでたち)で...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...ロザリオ青年の扮装があまりにも巧妙を極めていたばかりに...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...現在盛名を全国に馳(は)せているオールプ・アレニウスに扮して...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...人形芝居のような扮装(ふんそう)で...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...顔を扮(つく)った...
徳田秋声 「爛」
...こうして扮装(みなり)を変えて毎夜のように尋ねてみるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...身扮(みなり)から声まで俺に似るのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若さにも美しさにも似ぬ粗末な身扮(みなり)ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身扮(みなり)も背景も超越して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...りうとした扮裝(いでたち)だつたらどうだろう? あの別嬪がその時どんな音(ね)をあげるだらうなあ? あの父親(おやぢ)は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...静御前に扮し、吉野山の一席は先づ自分乍らアサマシヤと思った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「ガラマサどん」の扮装で三四種写真を撮る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...月田一郎扮する川端といふ盲人の琴弾きが訪ねて来て...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何とかといふ狐使ひの悪者に扮(な)つて長髪で現れ...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...遠目に見ても眩(まばゆ)いばかりな扮装(いでたち)は...
吉川英治 「三国志」
...傍らの於松の扮装(いでたち)へ眼をそそぎながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...また欧羅巴(ヨーロッパ)の国王間にも到底見られない華麗豪壮な扮装(ふんそう)に鏤(ちりば)められた端正なる一貴人であった――)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...その可笑しな扮装の儘で顎を撫ぜた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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