例文・使い方一覧でみる「手出し」の意味

...家の者にはどんな事があっても手出しなんかしやしないのだから... 家の者にはどんな事があっても手出しなんかしやしないのだからの読み方
相馬泰三「田舎医師の子」

...然し迂濶に手出しは出来ない... 然し迂濶に手出しは出来ないの読み方
豊島与志雄「蜘蛛」

...商売人の不見転（みずてん）なんかに手出しをなさるよりは... 商売人の不見転なんかに手出しをなさるよりはの読み方
豊島与志雄「人間繁栄」

...もしや仏頂寺のなすことに手出しをする者があらば... もしや仏頂寺のなすことに手出しをする者があらばの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...手出しをするならしてごらん... 手出しをするならしてごらんの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それらが、殿様がおいでになった最初から変な眼で見てはいましたが、何しろ、駒井の殿様の以前の御身分が御身分ということを知っておりますものですから、うかと手出し、口出しをすることができませんで、今日まで引込んでおりました... それらが、殿様がおいでになった最初から変な眼で見てはいましたが、何しろ、駒井の殿様の以前の御身分が御身分ということを知っておりますものですから、うかと手出し、口出しをすることができませんで、今日まで引込んでおりましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...強（し）いて手出しをしなかったのですが... 強いて手出しをしなかったのですがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...外のものは餘計な手出しをして後悔するなと書いてあるのです... 外のものは餘計な手出しをして後悔するなと書いてあるのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...自分の方から手出しをして... 自分の方から手出しをしての読み方
服部之総「撥陵遠征隊」

...こちらには何ひとつ手出しをさせないにきまつてゐるから... こちらには何ひとつ手出しをさせないにきまつてゐるからの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　後篇」

...軽々しく手出しが出来ないのではないか... 軽々しく手出しが出来ないのではないかの読み方
平田晋策「昭和遊撃隊」

...俺は何も手出しできないが... 俺は何も手出しできないがの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...手出し無用！　この場を引けっ！　えいっ！井上に向って斬り込んで行く...
三好十郎「天狗外伝　斬られの仙太」

...そっと手出しをしようとすると... そっと手出しをしようとするとの読み方
横光利一「欧洲紀行」

...手出しをしてみるけれど... 手出しをしてみるけれどの読み方
吉川英治「大岡越前」

...打ち殺された相手だと考えると――下手（へた）に手出しは出来ねえと考えたものだから」「だが親方... 打ち殺された相手だと考えると――下手に手出しは出来ねえと考えたものだから」「だが親方の読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...むしろ兵助が下手な手出しをしてくれるよりも... むしろ兵助が下手な手出しをしてくれるよりもの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...手出しは一応控えたものの... 手出しは一応控えたもののの読み方
吉川英治「宮本武蔵」