例文・使い方一覧でみる「憐愍」の意味


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...さうして到底其處まで身を屈することを許さゞる俺のプライドとイゴイズムと自己憐愍とのこゝろを思つた...   さうして到底其處まで身を屈することを許さゞる俺のプライドとイゴイズムと自己憐愍とのこゝろを思つたの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...その寝姿の哀れに小さく見すぼらしいのがお由の心に憐愍(あはれみ)の情(こころ)を起させた...   その寝姿の哀れに小さく見すぼらしいのがお由の心に憐愍の情を起させたの読み方
石川啄木 「赤痢」

...と憐愍(あわれみ)はしたけれども...   と憐愍はしたけれどもの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...貴女の御憐愍(ごれんみん)を願おうと思っていたんですけれど...   貴女の御憐愍を願おうと思っていたんですけれどの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...いと深き憐愍(あはれみ)垂れさせ給へよと...   いと深き憐愍垂れさせ給へよとの読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...憐愍(あはれみ)を乞(こ)ふ悪人(あくにん)どもが世間(せけん)にある...   憐愍を乞ふ悪人どもが世間にあるの読み方
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「浮浪学生の話」

...万一の御憐愍(ごれんみん)を願ふ意なんだらう...   万一の御憐愍を願ふ意なんだらうの読み方
内田魯庵 「犬物語」

...「私のことを言っているのですけれど?」僕はまたまた憐愍(れんびん)に似た情を感じたのである...   「私のことを言っているのですけれど?」僕はまたまた憐愍に似た情を感じたのであるの読み方
太宰治 「彼は昔の彼ならず」

...一種の憐愍の情のようにしか打って来ないんです――たまりません!李剛 (平静に)はっはっは...   一種の憐愍の情のようにしか打って来ないんです――たまりません!李剛 はっはっはの読み方
林不忘 「安重根」

...後日佐助は自分の春琴に対する愛が同情や憐愍(れんびん)から生じたという風に云われることを何よりも厭(いと)いそんな観察をする者があると心外千万であるとした...   後日佐助は自分の春琴に対する愛が同情や憐愍から生じたという風に云われることを何よりも厭いそんな観察をする者があると心外千万であるとしたの読み方
谷崎潤一郎 「春琴抄」

...祖国につながる女性の血を想いやる憐愍の情からの故であったのであろうか否か...   祖国につながる女性の血を想いやる憐愍の情からの故であったのであろうか否かの読み方
豊島与志雄 「上海の渋面」

...憐愍(れんびん)の情に満ちてる目でその壁を貫き...   憐愍の情に満ちてる目でその壁を貫きの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...憐愍(れんびん)から発した峻厳(しゅんげん)の毀損(きそん)...   憐愍から発した峻厳の毀損の読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...野垂死をするように――その光った眼は物乞いの憐愍(れんびん)さのような微笑さえして――その死体は...   野垂死をするように――その光った眼は物乞いの憐愍さのような微笑さえして――その死体はの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...ああ何と云う悲しい陰惨な計略!私は闇を歩き乍ら、自分を憐愍して、女のように嘆いた...   ああ何と云う悲しい陰惨な計略!私は闇を歩き乍ら、自分を憐愍して、女のように嘆いたの読み方
松永延造 「職工と微笑」

...時には原作の偉大さと所演の貧弱さの餘りに極端な對比が惹起する憐愍から...   時には原作の偉大さと所演の貧弱さの餘りに極端な對比が惹起する憐愍からの読み方
水上瀧太郎 「貝殼追放」

...生類御憐愍(おんあわれ)みという二法令ほど...   生類御憐愍みという二法令ほどの読み方
吉川英治 「大岡越前」

...憐愍(れんびん)の取りなしがあったので」「いけません」袁紹は...   憐愍の取りなしがあったので」「いけません」袁紹はの読み方
吉川英治 「三国志」

「憐愍」の読みかた

「憐愍」の書き方・書き順

いろんなフォントで「憐愍」

「憐愍」の英語の意味


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