...その読声に誰かが感心するように...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...」宮瀬氏はしきりに感心するのでした...
江戸川乱歩 「大金塊」
...もしか感心する必要があつたら...
薄田泣菫 「茶話」
...つくづく僕は感心する事があるんだ...
太宰治 「おさん」
...裏面(りめん)の消息を解する者には片腹痛く思えたでもあろうああ云う手曳きならちっとやそっと辛いことがあっても己(おれ)だって勤める感心するには当らぬと嘲(あざけ)る者も少くなかった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...自分ながら感心する(樹明兄も感心してくれた)...
種田山頭火 「其中日記」
...中によく綿密に考えたものだと思うて感心する...
寺田寅彦 「雑感」
...先づ此人をどういふ譯で私共が感心するかといふことから...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...一つ感心することは...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...われながら感心する...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...だいぶ愉快そうでしたが」「へええ」これは仔細(しさい)らしく感心する...
夏目漱石 「虞美人草」
...腹が黒いから娘達に打ち込まれないのさ」「ヘエ――」「大層感心するじゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かう云ふことをしてよくも二十年間耐へて来てくれたものだと感心するのであった...
原民喜 「蠅」
...ここでは熊に似たソバケーヴィッチが然も熊の異名(いみょう)に縁のある名前を持っているのでチチコフが感心するのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...感心するとこはなし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...道子へは愛嬌であると見らるゝ程度で)答へると後から後から自分でさへ感心する程巧妙な軽い(それも勿論道子への軽いと響かせる程度の技巧が加つてゐる)皮肉や洒落が出て...
牧野信一 「凸面鏡」
...ただ感心するばかりでありました...
柳田國男 「日本の伝説」
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