...それを感心するなんかは親馬鹿と云うもんだ」と...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...みんなが一緒に泣き声を出して感心する...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...自分ながら感心するほどの真実を傾け尽して女のことを思っているのに...
近松秋江 「狂乱」
...よくも自分の力でこれだけ買へたものだと自分でも感心する時がある...
土田杏村 「私の書斎」
...中によく綿密に考えたものだと思うて感心する...
寺田寅彦 「雑感」
...昔の人も中々よい事を思ひついたものだと一同感心する...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...こんなじゃなかったね」と圭さんが感心する...
夏目漱石 「二百十日」
...母はただへえと感心するのみであった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そいつは感心だと、全く感心すると、技師を信任して、少しも口を出さずに、どうでも自分の思った通りをやらせるから、そんな仕事もできるのさと云った...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...――見て見ぬ振りをしてくれといふ謎さ」「なアーる」「今頃感心する奴があるものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...『心理試験』をよんで感心するのはむらがなく...
平林初之輔 「『心理試験』を読む」
...我輩の深く感心する所なれども...
福沢諭吉 「帝室論」
...得難い書生と教員も感心する...
二葉亭四迷 「浮雲」
...西洋人が聴いても感心する...
三浦環 「お蝶夫人」
...けれどもわたしがそれ以上に見て感心するのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は当時を思い出しながら感心するのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...あんな人に感心するなんて...
横光利一 「旅愁」
...物見高い近所合壁(がっぺき)やまわりの見物は実に感心する...
吉川英治 「新書太閤記」
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