...意識に上るのは決して不快な事ではない...
芥川龍之介 「手巾」
...藝術家の意識に上るものが色と形と姿とで――更に適切に云へば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...こうやって――今の場合――空間感覚は色彩感覚と結合して初めて意識に上ることが出来る...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...意識に上る以前のわれわれの感覚...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...意識に上る以前の感覚の集積というような言葉を使って来たが...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...この心持が意識に上るのを...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...後の魔睡の間に再び意識に上るといふことがそれである...
森鴎外 「魔睡」
...しかもこの際彼らの意識に上る唯一のものは...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...友人のことが意識に上る場合にも...
和辻哲郎 「面とペルソナ」
便利!手書き漢字入力検索