例文・使い方一覧でみる「悶死」の意味
スポンサーリンク...電車の中で人が多く息苦しくて、悶死しそうになった... 
...窒息状態で悶死する危険性がある...
...突然心臓発作が起こり、自宅で悶死した...
...窒素不足によって水中で悶死する生物もいる...
...夏の猛暑で熱中症になり、悶死する人が続出した...
...然し与えられない為めに悶死（もんし）する人がこの世の中には絶えずいるのですね...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...おせいは、それ程の苦悶を想像しよう筈はなかったけれど、彼女の考え得た範囲丈でも、夫の悶死を憐み、彼女の残虐を悔いない訳には行かなかった...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...その一線を劃（かく）すると同時に悶死をとげた彼の妄執...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...悶死なんて言っちゃ大ゲサか...
高見順 「いやな感じ」
...それがためにお父さんはそれを口惜しがつてたうとう悶死するやうに死んでしまつたんです...
田中貢太郎 「提燈」
...新公が悶死したことに就（つ）いていろいろの噂が伝わった...
田中貢太郎 「妖蛸」
...若くして悶死した魚の腐肉だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...Ｄ老人と立話する、或る老人の悶死、彼の後妻の薄情、等、等、等...
種田山頭火 「其中日記」
...血をふいて悶死したつてビクともする大地ではないんです後から後から彼等は健康な砲丸を用意してゐる...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...一人の少年は硫酸を飲んで、袴を穿いて山に行き松に縊ったが、人に発見されて、病院で悶死した...
原民喜 「秋旻」
...阿鼻叫喚のうちに悶死した...
久生十蘭 「肌色の月」
...父のように肝臓癌で阿鼻叫喚のうちに悶死するにしても...
久生十蘭 「肌色の月」
...悶死すべきでないか？不犯（ふぼん）が理想で...
二葉亭四迷 「平凡」
...道ならぬ恋に基く悶死の経路に心が惹かれるのだ...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...顛倒して悶死した処へ往き会わせたアラビア人が介の口に何か光るを見...
南方熊楠 「十二支考」
...母は悔ひて縊死し父も悲んで悶死した...
南方熊楠 「人柱の話」
...女房に逃げられて二児を抱（かゝ）へながら悶死（もんし）したといはれたであらう...
宮地嘉六 「老残」
...其母が此山に登つて日日待ちこがれながら終に悶死（もんし）したと云ふ伝説を以て有名な山である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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