...悪弊が残る組織を再生するのは容易ではない...
...この業界には悪弊が横行していると言われている...
...悪弊を排除する改革が必要だと信じています...
...悪弊が多発する社会にならないように、厳正な取締りが必要です...
...選挙には悪弊がつきものだと言われることがあるが、最低限のルールは守るべきだ...
...さなくば投機的の暴利を貪(むさぼ)り望むが如き悪弊を脱して盛んに新方面に活動してもらいたい...
大隈重信 「青年の新活動方面」
...種々なる悪弊の惨禍(さんか)を蒙(こうむ)らねばならぬ...
大隈重信 「選挙人に与う」
...八方美人の悪弊は同じ血を吸うのでも肺病の方だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...親たちがそういって逃げることをすすめたのです」正造はまたしても家庭の悪弊を思わずにはいられなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...みんな愚劣な人ばかりだつた(現代の悪弊だけを持つて天真を失つてゐる)...
種田山頭火 「行乞記」
...ともかくも現在の日刊新聞の短所と悪弊をなるべく除去して...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...去頃(さるころ)より御老中(ごろうじゅう)水野越前守様(みずのえちぜんのかみさま)寛政(かんせい)御改革の御趣意をそのままに天下奢侈(しゃし)の悪弊を矯正(きょうせい)すべき有難き思召(おぼしめし)により遍(あまね)く江戸町々へ御触(おふれ)があってから...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...徳川政府の門閥圧制を厭うて其悪弊を矯(た)めんとし...
福沢諭吉 「女大学評論」
...右は上下貴賤の名分より生じたる悪弊にて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...客が任意に置いて行くチップが有る所以で傭主が給料を出さぬということが殆ど理窟にならぬ悪弊で...
細井和喜蔵 「女給」
...Abus n'est pas coutume.悪弊は慣習に非ず...
穂積陳重 「法窓夜話」
...また今日いはゆる家元なるものが維新後扶持(ふち)を失ふたがために生計の道に窮して種々の悪弊を作り出した事も少くはないのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...この女の少いことは当然に乱交の悪弊を増加し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...旧幕府の人間と悪弊(あくへい)とを地から掃(は)くように追払っても...
吉川英治 「黒田如水」
...その悪弊をお懲(こ)らしあるに...
吉川英治 「新書太閤記」
...……また、旧を排し、悪弊を討ちなど、破壊ばかりが英雄の事業ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...織田殿の年来の悪弊(あくへい)を討ったに過ぎず...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉保を除いたらいまの悪弊が世上から一掃されるか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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