...彼等悖徳漢九名のために吾々の宿志を達するを得ずして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あの男が悔悟の戻さえ流しながら私にうち明けた悖徳行為については...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...悖徳(はいとく)漢や狂人はその行状を見ればわかる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そしてこの世においてはしばしば徳よりも悖徳に一層大きな報酬が供せられるのでありますから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そしてこの世においてはしばしば徳よりも悖徳にいっそう大きな報酬が供せられるのでありますから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...「母性的恋愛」の外はすべて誤った悖徳(はいとく)的行為として斥けられ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...乱倫と悖徳(はいとく)と...
夏目漱石 「門」
...亂倫(らんりん)と悖徳(はいとく)と...
夏目漱石 「門」
...漫(みだり)に合(ごうきん)の式を挙ぐるは悖徳没倫(はいとくぼつりん)のはなはだしき所為である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...彼は卑劣な悖徳漢として...
原民喜 「背後」
...典型的な悖徳狂の型(モーラル・インサニティ・タイプ)で...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...しかし自分は悖徳者(はいとくしゃ)ではないから...
久生十蘭 「黒い手帳」
...対島の伜が送ってよこした“ダーヴィン日報”の切抜きを」「受取った」「モラル・インサニテイ(悖徳性)の犯罪...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...思いきった悖徳(はいとく)無残な言動が多く...
久生十蘭 「無月物語」
...他は推して察すべしだ円本著訳者の悖徳出版屋の無謀に合意し...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
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