...「あの人は後節の長いパンツをはくと恰幅がよくなります...
...鬼のようにいかつい恰幅をした壮士で...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...二十五六の見事な恰幅(かっぷく)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...立派な一人前の若い衆で通る恰幅だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見事な恰幅(かっぷく)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顔も恰幅も立派な男ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物言ひの柔かさ、恰幅の立派さ、相對してゐるガラツ八は、何んとなく壓倒され氣味です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...でつぷり肥つた恰幅などどう見ても物馴れた商人です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤もあの恰幅ぢや力もありさうだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...色白の立派な恰幅(かつぷく)や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恰幅も見事ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宮角力の大關位は取つたらしい見事な恰幅です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隊長は案外見立のない瘠せ男だが、遉(さすが)に怜悧想(りこうそう)な、底光りのする眼付であった、次席に六尺近い、いい恰幅の、一寸関取と言いたい様な体格の所へ、真黒な頬髯を蓄えてる丈に、実に堂々たる偉丈夫だ、只左の中指に太い印形付きの黄金指環が変に目についた、其次の男は中肉中背の若い男だが、体の科(こなし)から、互の会話振から一人で切廻したがる才子風の所がアリアリと現われて居る...
羽志主水 「監獄部屋」
...恰幅(かっぷく)のいい庄吉だった...
林不忘 「あの顔」
...恰幅(かっぷく)のいい...
久生十蘭 「キャラコさん」
...恰幅のいい身体をゆすりながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...申し分のない恰幅をそなえ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...出る前からみると恰幅がついたというところです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...したかいなあ……」そのアトから人を分けて入って来た半白髪の恰幅のいい老人は...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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