...「あの人は後節の長いパンツをはくと恰幅がよくなります...
...一層伯父の恰幅(かっぷく)が引立って見えます...
江戸川乱歩 「黒手組」
...堂々たる恰幅の男で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ある金持ちで恰幅(かっぷく)のいい糧秣係(りょうまつがか)り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...取って二十八の良い男、箱根焦(や)けのした浅黒い顔、見事な恰幅、羽織も袴も七つ下りですが、腰の物だけは親譲りの立派な相州物、何も彼(か)も叩き売った一両二分の金を懐にして山浦丈太郎悠然として、敵討たれの旅に上ったのです...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...確(しっか)りした恰幅(かっぷく)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三十前後の恰幅(かっぷく)の良い男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いきなり飛出して来たのは三十前後の恰幅(かっぷく)の立派な男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...色の浅黒い恰幅(かっぷく)の立派な青年で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恰幅(かっぷく)の立派さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...でつぷり肥つた恰幅などどう見ても物馴れた商人です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五十前後の恰幅の良い男で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...聲も恰幅(かつぷく)も男だけれど...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恰幅(かっぷく)の見事なように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恰幅にも氣魄(きはく)にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一人は四十五六の田舎相撲のような恰幅のいい眼玉の大きな男...
久生十蘭 「魔都」
...角力取りみたいに、恰幅がようて、どっしりしとるもんじゃけ、いつか、みんなが、「ドテラ婆さん」なんて、呼ぶようになったんじゃ...
火野葦平 「花と龍」
...申し分のない恰幅をそなえ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いかに恰幅がよく容貌が魁偉であっても...
藤島武二 「画室の言葉」
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