...「あの人は後節の長いパンツをはくと恰幅がよくなります...
...恰幅(かっぷく)の好(い)い老人だった...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...そこへ恰幅(かつぷく)のいいお爺さんが訪ねて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...恰幅だけは立派な頼門が...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...三十二三の痩ぎす乍ら見事な恰幅(かつぷく)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...色の淺黒い恰幅の立派な青年で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四十前後の恰幅(かつぷく)の良い武家で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この男は四十がらみの脂(あぶら)の乘つた恰幅(かつぷく)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恰幅(かっぷく)はなかなかよく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恰幅(かっぷく)のいい庄吉だった...
林不忘 「あの顔」
...恰幅のいい切下げ髪のご隠居さまと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...恰幅(かっぷく)がいいというだけの一外交官の細君なんか...
久生十蘭 「だいこん」
...背が高く恰幅のいい男が私と同じ家の同じ玄関に向かって歩いているところだった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...堂々と怒っている恰幅のよい母の前に立って...
「海流」
...紋服に袴をつけた恰幅のよい姿は大家の旦那然とした貫録を示していた...
矢田津世子 「女心拾遺」
...はるかに恰幅(かっぷく)も大きくひとがらに威も付いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一国の総理大臣同様な恰幅容貌の男が多い...
横光利一 「欧洲紀行」
...豊かな恰幅の堂堂たるナイトの服装だった...
横光利一 「旅愁」
...男の恰幅(かっぷく)もすばらしい筋肉で出来上っていた...
吉川英治 「醤油仏」
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