...いまだに恨んでいるんだな...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...世間の誰もかれもみんな自分を恨みに恨んでいるような言うべからざる恐怖と不安と絶望と忿懣(ふんまん)と怨嗟(えんさ)と祈りと...
太宰治 「禁酒の心」
...僕は李剛さんを恨んでいる! 憎んでいる! いつだって...
林不忘 「安重根」
...却って己の薄情を恨んでいるだろう...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...――私は最後の半歳ほどは正直お前を恨んでいる...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...ヒドク薩州のおさむらいを恨んでいるんですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し与次郎を恨んでいる...
夏目漱石 「三四郎」
...たいへんにあッしを恨んでいるということでございました...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...対馬の伜は大いに恨んでいるのだろうが...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...「蝶々牡丹のお京」を恨んでいるわけではなかった...
火野葦平 「花と龍」
...恨んでいるままに終わることは女のためにかわいそうであったし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「大人らしく父を恨んでいるのでございますね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ものをお言いになる返辞もよくされないのを長い絶え間にこの子供らしい人もさすがに恨んでいるのであろうと院は心苦しくお思いになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恨んでいるとは宮にお見せすまい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恨んでいるだろう...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...非情な実父と恨んでいるのか...
吉川英治 「私本太平記」
...空(むな)しく天を恨んでいるということまで...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...自分を恨んでいる人々の気持もわかる気がした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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