「怨念」の意味
深く恨む気持ち
「怨念」の例文(場面別)
- 日常会話彼は昔の失敗を今でも怨念のように引きずっている。
- 文学作品その城には、戦いに敗れた武将の怨念が今も残っていると言われている。
- ニュース事件の被害者家族は、加害者に対する怨念を隠さなかった。
- ビジネスプロジェクトの失敗を怨念に思うのではなく、次への教訓としよう。
小説での「怨念」の使い方
...彼女は彼に対して怨念を持っている...
...彼の行動には怨念があると感じた...
...彼女の目には常に怨念が宿っている...
...彼は彼の前の上司に怨念を抱いている...
...彼女は彼女の元カレに怨念を抱いている...
...按摩の怨念(おんねん)も...
泉鏡花 「怨霊借用」
...そのままの小一按摩の怨念であった...
泉鏡花 「怨霊借用」
...怨念(をんねん)のはらからよ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...その怨念が残ったのか...
関根黙庵 「枯尾花」
...聊か怨念を慰せんと欲するの処...
太宰治 「右大臣実朝」
...伊右衛門は何だかお岩の怨念(おんねん)のような気がして気もちが悪かった...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...両人が怨念(おんねん)なか/\退散致さゞるものと見え...
永井荷風 「榎物語」
...怨念(おんねん)はどうしても女の方に残る...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の怨念は決して死後迄存続するものでないのを好く確かめていた...
松永延造 「職工と微笑」
...「もとの主人? うむ、覚えていたか? して、その名は、何と言うた? 忘れたかな?」「いえ、いえ、何で忘れましょう――あなたは、松浦屋の旦那さま」「ひ、ひ、ひ、なるほど、思い出したな? よくぞ思い出しおったな? その松浦屋、そなたの手引きで、奸(よこ)しまの人々の陥穽(おとしあな)に陥り、生きながら、怨念の鬼となり、冥府(めいふ)に下って、小やみもなく、修羅の炎に焼かれての、この苦しみ――おのれ、この怨み、やわか、晴らさで置こうや! 三郎兵衛、おのれ、いで、魂を引ッ掴んで、焦熱地獄へ――」と、いい表わし難い、鬼とも、夜叉とも、たとえようのない異形を見せて、長い鉤爪(かぎづめ)を伸ばして、つかみかかろうとするのを、「わあッ! おたすけ!」と、突き退けようとして、身じろぎのならぬ哀しさに、大声をあげた、その拍子に、やっと、目が醒めた、長崎屋だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...――そなたの怨念(おんねん)が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...亡き父母の怨念に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...思いを晴らす――松浦屋清左衛門が怨念は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...自分の怨念に自分で苦しみながら...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...保元の乱に讃岐(さぬき)の配所で憤死された崇徳(すとく)上皇の怨念や因果などが...
吉川英治 「私本太平記」
...亡き勝家の怨念(おんねん)をなぐさめ...
吉川英治 「新書太閤記」
...人間栄華の執着に伴ふ憎悪怨念の陰影は...
吉川英治 「随筆 新平家」
...七生までの仇(かたき)のような怨念(おんねん)が醸(かも)されてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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