...「何となくうら恥かしきやうに心落ちゐず...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...――彷徨、身心落ちつかず、やるせなさたへがたし...
種田山頭火 「其中日記」
...まずあなたの心落ち着くことから申し上げたい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...心落ち居る暇もなきに漁村のならはし食料の蓄もなければかくしつゝ我は痩せむと茶を掛けて硬(こは)き飯はむ豈うまからず酢をかけて咽喉こそばゆき芋殼の乏しき皿に箸つけにけり二十五日に入りて...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...やう/\に心落ち居て見渡せば一方は絶壁天を支へて古松いろ/\に青み渡り木陰岩間には咲き残れるつつじの色どりたるけしきまたなく面白し...
正岡子規 「かけはしの記」
...心落ちつき食慾が進むとて会席の客がその冠を戴いた...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...少しは心落ちゐぬ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」と続きて云ひ居(ゐ)給ふに聊(いさゝ)か心落ち居候(ゐさふら)ひぬ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼女はパリの街々で心落ち着かぬ思ひをしてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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