...かくて空軍による真に徹底した殲滅戦争となります...
石原莞爾 「最終戦争論」
...それが一致団結して訓練第一主義に徹底したのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そこに人生究極の帰趣を認めなければならないのだと信ずるほどに徹底した科学者になり得ない不幸な懐疑者である...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...徹底した機械論的ラショナリズムとしての唯物論と同様...
戸坂潤 「思想としての文学」
...極々徹底したる懷疑説より見れば未だ極めて初歩の者である...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...これ程徹底したる懷疑説は出でゝ居らぬ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...人の通るのを待っているという徹底した物臭ぶり...
中里介山 「大菩薩峠」
...大悟徹底した高僧と似通ったものを有(も)っていた...
中島敦 「光と風と夢」
...俳句を以て単に象徴主義の徹底した表現と解しており...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...先天的にデモクラチックで徹底したる自由主義の民族である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...三 文化的時間性一一徹底したる觀想に在る主體は自己を表現し盡して全く客體の蔭に隱れ...
波多野精一 「時と永遠」
...文化主義に徹底したギリシア人はかくの如くに mon(無)を考へた...
波多野精一 「時と永遠」
...而も両者が人間として真の理解と徹底した性愛の上に...
室生犀星 「愛の詩集」
...奨励の趣旨が徹底したものか...
柳田国男 「雪国の春」
...徹底した真相はわからなかったようだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...徹底した空前の新研究でなければならぬ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...要するに徹底した解決を発見しがたかろうと思います...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...そうした徹底したド根性のすわっている大阪という都市にあってですね...
吉川英治 「親鸞聖人について」
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