...徐徐に歩く: Slowly walk...
...徐徐に進む: Progress slowly...
...徐徐に明かりが消える: The light gradually goes out...
...徐徐に出発する: Depart slowly...
...徐徐に増える: Gradually increase...
...障子に映っている枝影が徐徐にところを移すので判る...
外村繁 「日を愛しむ」
...私の顔面は徐徐に変色して行く...
外村繁 「澪標」
...私は義歯にも徐徐に馴れる...
外村繁 「澪標」
...ただ急迫の度合がじりじりと徐徐につのつて行くのが...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...好搗栗ヲ用テ蒸熟シ布ニ裹ミ鉄杵ヲ以テ徐徐ニ之レヲ打テ平団ナラシメ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...空が徐徐に霽(は)れるに随い...
横光利一 「夜の靴」
...横を流れる河が渓間に添いウィーンの平野の方へ徐徐に開けて行くのが見えた...
横光利一 「旅愁」
...そのうちに徐徐に顔が合った...
横光利一 「旅愁」
...晩秋の光線が徐徐に日暮れに傾きつつ...
横光利一 「旅愁」
...漸次カソリックを応援する方向に徐徐に向きつつあることだった...
横光利一 「旅愁」
...徐徐にそこを満している緊張を覚えるばかりだった...
横光利一 「旅愁」
...沖に碇泊していた東野らの船が徐徐に動き出して来たのだった...
横光利一 「旅愁」
...徐徐に遅い微笑が泛んで来た...
横光利一 「旅愁」
...その隠れて徐徐にあらはるるものほど...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...(十一月廿八日)彼南(ペナン)臙脂(ゑんじ)の中に濃(こい)い橄欖(オリイブ)を鮮かに交へた珍しい曙光(しよくわう)を浴びた我船(わがふね)は徐徐(じよじよ)とマラツカ海峡の西の出口ペナン島の港に入(はひ)つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...船は狭い港口(かうこう)を徐徐(じよじよ)と入(はひ)つて港内に碇泊して居る多くの汽船の間を縫つて行く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...僕等が行つた時は肥(ふと)つた一人の貴婦人と浅黒い顔の猶太人(ヂユウ)とが危なつかしい腰附で徐徐(そろ/\)と人込の中を教師の手に縋(すが)つて歩いて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...一列に成つて電灯の点(つ)いて居る狭い螺旋形(がた)の石階(いしだん)を徐徐(じよ/\)と地下へ降り始めた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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