...あの人は後先考えない人だから、失敗が多い...
...今日は後先を考えずに遊んでしまった...
...考えずに後先を投げ出すことはできない...
...後先を考えて行動することが大切だ...
...後先を考えずに買い物をすると、無駄遣いをしてしまう...
...逃げるなら今だと思つて後先を見してゐると...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...後先を見して、一町も向うから電車が來ようものなら、もう足が動かぬ、漸(や)つとそれを遣(や)り過して、十間も行つてから思切つて向側に驅ける...
石川啄木 「天鵞絨」
...以後先(これからさき)...
石川啄木 「天鵞絨」
...後先を(みまわ)して...
泉鏡花 「婦系図」
...後先(あとさき)の分別(ふんべつ)もないよになって夢中で電話口い走って行った...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...達者な手だが惜しいことに後先がねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手前は後先とも讀めるやうな顏をするんだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後先の事を考えると喜三郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...話が後先になったが...
久生十蘭 「悪の花束」
...係長と刑事が後先になって地下室へ入って行った...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...後先(あとさき)も考えずうっかりこの水を飲みかねない者がいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...舟の後先では雪太郎と雪二郎が...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...余は向後先づ此一點より漸次陳套を脱せんとするの志あり...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...蓋(けだし)人事の間に後先ありて因果なきは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...この辺は冬が永いので後先(あとさき)を切詰(きりつ)めて三月と九月にしている...
柳田国男 「海上の道」
...後先(あとさき)におまけのついたものが多い...
柳田国男 「母の手毬歌」
...その後先方から何の沙汰もして来ないのに業(ごう)を煮やし...
吉川英治 「剣の四君子」
...そっちへ行ってみようかね」「お米さん」「エ……」「誰か探しているンですか」「なぜ」「イヤに後先を見廻しているじゃありませんか」「そうかい」「そうかいッて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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