...あの人は後先考えない人だから、失敗が多い...
...今日は後先を考えずに遊んでしまった...
...考えずに後先を投げ出すことはできない...
...後先を考えて行動することが大切だ...
...後先を考えずに買い物をすると、無駄遣いをしてしまう...
...併しその後先生に關する色々の世評を見聞するにつれて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...予はその時首を囘らして予の立つてゐる廊下の後先を眺めた...
石川啄木 「第十八號室より」
...以後先(これからさき)...
石川啄木 「天鵞絨」
...後先変わらないのは...
関根金次郎 「本因坊と私」
...後先をかえて言った方がいいようです――」「淡窓は...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後先生の臨終の枕頭に立つまでの五年の間...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...もう少し後先を考えて物を言え...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五分ほどすると湖畔のほうへ行った警官とロッジの裏手へ行った私服が後先になって広間へ入ってきた...
久生十蘭 「肌色の月」
...少し後先になるが...
久生十蘭 「魔都」
...後先(あとさき)も考えずうっかりこの水を飲みかねない者がいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...時間は後先をなす...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...われは談理と記實とに後先なからしめむとするのみ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その後先にお祝いをするという考えが前にあって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...彼等はモアンの小家の近くまで後先きになつて歩いた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...その後先方から何の沙汰もして来ないのに業(ごう)を煮やし...
吉川英治 「剣の四君子」
...その後先生はどうしたかと...
吉川英治 「三国志」
...ここまではほとんど後先(あとさき)なく...
吉川英治 「新書太閤記」
...そっちへ行ってみようかね」「お米さん」「エ……」「誰か探しているンですか」「なぜ」「イヤに後先を見廻しているじゃありませんか」「そうかい」「そうかいッて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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