...あの人は後先考えない人だから、失敗が多い...
...今日は後先を考えずに遊んでしまった...
...考えずに後先を投げ出すことはできない...
...後先を考えて行動することが大切だ...
...後先を考えずに買い物をすると、無駄遣いをしてしまう...
...予はその時首を囘らして予の立つてゐる廊下の後先を眺めた...
石川啄木 「第十八號室より」
...後先を見して、一町も向うから電車が來ようものなら、もう足が動かぬ、漸(や)つとそれを遣(や)り過して、十間も行つてから思切つて向側に驅ける...
石川啄木 「天鵞絨」
...後先を見廻して、一町も向うから電車が来ようものなら、もう足が動かぬ...
石川啄木 「天鵞絨」
...その後先生が亡くなり...
上村松園 「想い出」
...それを聞かされる私の心は後先(あとさき)も分らぬ闇にとざゝれ...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...先にお進みなさい」「後先を言うのではないはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...其後先生は方位の何かゞ解けたのだらう自宅へ引き移つた...
長塚節 「開業醫」
...小田原と国府津の後先(あとさき)さえ知らない兄さんに異存のあるはずがないので...
夏目漱石 「行人」
...……後先へ五人ずつ喰っついて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...五分ほどすると湖畔のほうへ行った警官とロッジの裏手へ行った私服が後先になって広間へ入ってきた...
久生十蘭 「肌色の月」
...うまく後先の経緯さえ伏せれば...
久生十蘭 「魔都」
...夜の部「女夫」は酔っぱらひのとこがセリフが後先になってしようがない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トンガラシ……」それだけが何かの文句の後先にはつきりとひゞきましたが...
牧野信一 「月あかり」
...蓋(けだし)人事の間に後先ありて因果なきは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...930川には後先になったり並んだりして...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...後先(あとさき)におまけのついたものが多い...
柳田国男 「母の手毬歌」
...旗下(はたもと)どもは後先になり...
吉川英治 「三国志」
...ここまではほとんど後先(あとさき)なく...
吉川英治 「新書太閤記」
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