...あの人は後先考えない人だから、失敗が多い...
...今日は後先を考えずに遊んでしまった...
...考えずに後先を投げ出すことはできない...
...後先を考えて行動することが大切だ...
...後先を考えずに買い物をすると、無駄遣いをしてしまう...
...政吉と父の兼松とが後先(あとさき)に担い...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それを聞かされる私の心は後先(あとさき)も分らぬ闇にとざゝれ...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...後先(あとさき)の分別(ふんべつ)もないよになって夢中で電話口い走って行った...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それ等は菱形や三角の後先のついた奇妙な聖者...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...其後先生は方位の何かゞ解けたのだらう自宅へ引き移つた...
長塚節 「開業醫」
...その後先生に御(お)目にかかった時に...
中谷宇吉郎 「指導者としての寺田先生」
...後先も見ずに飛込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手前は後先とも讀めるやうな顏をするんだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後先の分別もなく反対するやうな子だつたから...
平山千代子 「転校」
...その後先生には面会の機会がなくて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...巳後先生至...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...930川には後先になったり並んだりして...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...沿線の駅で物売りが柵の外にいて、プラットフォームを散歩する客に売りつけている中に混って、脚のない乞食が、商いと同じ気持で金をもらっている姿や、田舎の大官が駕籠に乗って、後先に三、四人お供をつれている姿など、今も眼に残っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...後先(あとさき)におまけのついたものが多い...
柳田国男 「母の手毬歌」
...冬至といふ日の後先に...
柳田國男 「祭のさまざま」
...彼等はモアンの小家の近くまで後先きになつて歩いた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...その後先方から何の沙汰もして来ないのに業(ごう)を煮やし...
吉川英治 「剣の四君子」
...その後先生はどうしたかと...
吉川英治 「三国志」
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