...警告として役立つ筈であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...それがその説話の位置をきめるに役立つている...
武田祐吉 「古事記」
...やはりそれにも役立つかと思います...
太宰治 「惜別」
...冬爐夏扇として役立つのではあるまいか...
種田山頭火 「行乞記」
...『孤独の中から湧き出した積極的気分』それが一番対症薬として有効に役立つやうである...
田山録弥 「脱却の工夫」
...例の日常生活者である無産者的大衆(大衆は昔から貧乏だった)から社会階級的に引き離すのに役立つように出来ているからだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一等役立つだろう当のものに他ならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...かかることは經學並びに史學に役立つた...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...従って国民の物質的生活の向上に役立つことは...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...人類の夢の実現に役立つというのは...
中谷宇吉郎 「未来の足音」
...これで充分、役立つ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...これほどまでも草木(くさき)は人間の心事(しんじ)に役立つものであるのに...
牧野富太郎 「植物知識」
...すなわち身心が学問に役立つ間は日夜孜々(しし)としてその研鑽を続けねばならない義務と責任とがある...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...実際に役立つような形のものにはなっているけれども...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...道中衣裳の費用にも役立つのであった...
室生犀星 「津の国人」
...出まかせの言いわけが彼女たちには完全無欠の弁明として役立つのです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...以後の天候の良さも結実には役立つこと少い...
横光利一 「夜の靴」
...この探険旅行に非常に役立つたと聞いて...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
便利!手書き漢字入力検索