...彼女は想像力に富んでいて、形像を語るのが得意だ...
...その作家の小説は、独特な形像表現が印象的だった...
...彼の頭の中には、常に複数の形像が浮かんでいるようだ...
...彼女は形像豊かな絵を描いていて、たくさんの人に評価されている...
...彼は形像を使って、抽象的なアイデアを分かりやすく説明していた...
...この如來形像の一木造りの殘缺も遺憾なく當時傳來の技法を示してゐる...
高村光太郎 「唐招提寺木彫如來形像」
...この押し黙った形像に対しては脚がぶるぶる顫えたほど恐ろしかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...放電のリヒテンベルグ形像である...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...こうした像(形像)としての対象は...
戸坂潤 「科学論」
...プランクの所謂科学的世界形像は...
戸坂潤 「科学論」
...それ故物理学のかかる世界形像はなる程実際上には何の危険も含まないという点では許され得るにしても終局的な充分な見方とは云われない...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...かくしてのみ吾々は真に終局的な実在認識としての「全体的世界形像」に到達し得るのである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...即ち之によれば世界形像から時間表象が除外されて抽象的な軸によって置き換えられるのであるからそれは恰も吾々の主張に一致するかの如く見えるであろう...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...それ故時間そのものを含まない物理的世界形像はなお断片又は部分に過ぎぬであろう...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...ミンコーフスキーの世界は終局的な全体的な世界形像とは考えられないと思う...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...即ち純粋な形像(形...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...赤の視覚は赤くないと云われるようにかかる純粋形像としての空間は色を含まない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...勿論幾何学の対象の個々のもの即ち空間内の任意の形像に就いてはこのことは疑えない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...ロッツェがリーマンの有限なる空間を批難してそれは空間とその内と形像とを混同したものであると云うのであるが(Metaphysik)空間を空間内の形象と表象することはリーマン空間をそのまま表象したものではなくして表象のこの約束によって表象したまでである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...その内の一つの形像と考えられるのではないかと思う...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...空間的形像はただその形式に外ならない」...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...かねて法然から賜わった弥陀来迎の三尊化仏菩薩(けぶつぼさつ)の形像を一軸にした秘蔵の品を掛け...
中里介山 「法然行伝」
...ひびききらめく幾多の形像が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
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