...かすかな匂(におい)を嗅(か)ぎ当てることだの...
芥川龍之介 「白」
...銃を肩に当てるが早いか...
芥川龍之介 「山鴫」
...取当てるよ...
泉鏡花 「婦系図」
...残りを貸家に当てるっていうんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...両手を上げて横木に当てる...
外村繁 「澪標」
...枕には夏の法衣を脱いでまろめて当てるのである...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...顔を押当てるようにして...
直木三十五 「南国太平記」
...自分では、指も、手首も、未だくっついているように思えたが、激痛に縮み上るような右手へ、左手を当てると、腎(ひじ)から切り落されてしまっていて、生温かい血が、すぐ指の股から、流れ落ちた...
直木三十五 「南国太平記」
...耳に口を当てるようにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...生き別れをした吾子(わがこ)を尋ね当てるため...
夏目漱石 「草枕」
...その辺にある富籤を一枚拾って当てると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今もそれを掘り当てる事を専門にする者が多く...
南方熊楠 「十二支考」
...そしてやっと尋ね当てると...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...名の区劃地に一々当てるだけの在来の地名を知らぬから...
柳田國男 「地名の研究」
...茣蓙(ござ)はたやすく日光や風に当てることができる...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...自分の胸に刃物を当てるような思いで云ったのよ」「さぶのためにもそのほうがよかった...
山本周五郎 「さぶ」
...ひっかけられてから怒って罰を当てる...
山本周五郎 「ひとごろし」
...きっと捜し当てる...
山本周五郎 「藪落し」
便利!手書き漢字入力検索