...引っ込み思案であるとかで...
有島武郎 「卑怯者」
...従来のような引っ込み思案では駄目(だめ)であることを悟るようになった結果でもあるらしかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日曜には家へ引っ込み...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...いきおい引っ込み思案になり消極的になることは免れられない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...いつでも引っ込みがちで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「何が?」「引っ込みがつかねえじゃねえか...
直木三十五 「南国太平記」
...そのたびに彼は吹(ふ)き曝(さら)しの縁から六畳の中へ引っ込みたくなった...
夏目漱石 「門」
...引っ込みがつかなくなりますよ」ガラッ八が二の足を踏む間に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なかなか引っ込みそうもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...引っ込みの足どりまで...
長谷川時雨 「市川九女八」
...私一個人としての引っ込み思案はきれいさっぱりとすてて...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...我々は裏に引っ込みますから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...その晩珍しく内気で引っ込み思案の小糸が清水(きよみず)の舞台から飛び下りた積りで晴れがましくも圓朝とただ二人...
正岡容 「小説 圓朝」
...引っ込みたまえ、候補生...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...彼はこういう引っ込みには馴れきっていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...引っ込みのつかぬ幻滅を味わわされることも思うと不安だった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」久慈は窓から引っ込み寝台の上へ仰向きに手枕のまま天井を眺めた...
横光利一 「旅愁」
...とかく良人(たく)は引っ込み思案(じあん)で...
吉川英治 「死んだ千鳥」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??