...ああ云う風な引っ込み思案の...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日曜には家へ引っ込み...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...だんだん隅(すみ)っこへ引っ込みがちになった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...四時ごろ居間に引っ込み...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...老人のように引っ込み思案だから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銭形平次は弱気で引っ込み思案の癖に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...格子の中へ首を突っ込んだ八五郎は引っ込みがつかなくなって眼を白黒しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さはあれ引っ込みのつかなくなったのは...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...私一個人としての引っ込み思案はきれいさっぱりとすてて...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...受話器を掛けるとベルが鳴り止み、銃口が引っ込み、脅迫男も消えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...その晩珍しく内気で引っ込み思案の小糸が清水(きよみず)の舞台から飛び下りた積りで晴れがましくも圓朝とただ二人...
正岡容 「小説 圓朝」
...彼はこういう引っ込みには馴れきっていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...世間のあらゆる内気の人の中の最も引っ込み思案の女王は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...引っ込みのつかぬ幻滅を味わわされることも思うと不安だった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」久慈は窓から引っ込み寝台の上へ仰向きに手枕のまま天井を眺めた...
横光利一 「旅愁」
...若いのに似あわず引っ込み思案な男である...
吉川英治 「新書太閤記」
...とかく良人(たく)は引っ込み思案(じあん)で...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...引っ込み思案が天性ではない...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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