...部屋の床柱が曲がっているから、ちょっと危ない...
...床柱の補強をしないと、建物が崩れる可能性がある...
...床柱の色を変えることで、おしゃれなインテリアになる...
...この家は床柱が独特な形をしていて、伝統的なデザインになっている...
...床柱にひびが入っているから、早めに修理しないといけない...
...私は三階の客間の床柱によっかかって傲然としていはせず...
石川欣一 「可愛い山」
...土地では看板の古い家の姐(ねえ)さんの坐っている床柱から二三人下の方へ来て...
徳田秋声 「縮図」
...檜の床柱の一本が...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...客を招待した当人が床柱を背にして着席するようなことが...
豊島与志雄 「風俗時評」
...申してよい」床柱から...
直木三十五 「南国太平記」
...床柱へ手を触れた...
直木三十五 「南国太平記」
...無礼者」床柱へ押しつけられて苦しみもがく擬いの神尾主膳...
中里介山 「大菩薩峠」
...この男の口から語られた机竜之助の挙動はこうでありました――擬(まが)い者(もの)の神尾主膳であった折助の権六を一槍(いっそう)の下(もと)に床柱へ縫いつけた時...
中里介山 「大菩薩峠」
...床柱(とこばしら)に懸(か)けたる払子(ほっす)の先には焚(た)き残る香(こう)の煙りが染(し)み込んで...
夏目漱石 「一夜」
...黒(くろ)くなつた床柱(とこばしら)の傍(わき)の違(ちが)ひ棚(だな)に...
夏目漱石 「それから」
...二階の床柱や天井板(てんじょういた)を見廻した事がある...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...宗助(そうすけ)は床柱(とこばしら)の中途(ちゆうと)を華(はな)やかに彩(いろ)どる袋(ふくろ)に眼(め)を着(つ)けて...
夏目漱石 「門」
...親爺(おやじ)さん床柱を撫(な)でてわいわい泣いたよ」と三浦は見てきたように語る...
原民喜 「壊滅の序曲」
...四Fは、床柱を背にして、困つた! といふ風なはにかみを露はにした脚を鹿のやうに折り曲げてゐた...
牧野信一 「籔のほとり」
...床柱は化けると言い出したのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...煙に噎(む)せて逃げ迷っている……と思う間もなく床柱に行き当って引っくり返ってしまった...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...夕月を斬ッた水の如き光は、編笠の肩をはずして、黒髪堂の床柱へ、ズンと深く食い込んだまま牙歯(きば)のように立ち、かれは大地に弓なりに仆れています――言うまでもなく日本左衛門に袖をくぐられた当身(あてみ)! あばらを折られていなければ僥倖(ぎょうこう)なのです...
吉川英治 「江戸三国志」
...床柱にかかった鼻まがりの天狗の面が掛け物の上に横面黒像を映している...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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