...静に帯止めの金物(かなもの)を合せた...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...養殖真珠の指環(ゆびわ)だの翡翠(ひすい)まがいの帯止めだのが...
芥川龍之介 「葱」
...養殖真珠の指環だの翡翠まがいの帯止めだのが――以下は前に書いた通りだから...
芥川龍之介 「葱」
...帯止めの翡翠(ひすゐ)を...
芥川龍之介 「手巾」
...宝石入りの帯止め――長浜へ行った時買ったまま...
岩野泡鳴 「耽溺」
...手にとってみると帯止めだった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...よほど気に入ったものとみえてこの素ぼくな帯止めをよくしていたなあ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...「如何(いか)にも尤も、この儘許しては、取締りの私の一分が立ちませぬ、それでは皆の衆」「ハッ」十幾人のお腰元、事あれかしと待って居たのが、パッと寄って来ると、村松金之助を八方から取囲み、「狼藉者、神妙にしや」口々に罵(ののし)り乍ら、赤い襷(たすき)、白い扱帯(しごき)、黄色い帯止めと、あらゆる紐を四方から投げ掛け、恐れ入って蹲(うずく)まる青侍を、あろうことか、キリキリと縛り上げてしまったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...褄(つま)さきを帯止めにはさんで...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...帯止めや何かの金銀もの...
吉川英治 「江戸三国志」
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