...あわててそれを差止めました...   
梅崎春生  「ボロ家の春秋」 
...屹度差止めると厳しく言ひつけた...   
薄田泣菫  「茶話」 
...書くと氣が付くから差止める...   
田中正造  「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」 
...差止める譯でもないが...   
田中正造  「土地兼併の罪惡」 
...出入りを差止められるようなことを仕出来(しでか)したのも...   
谷崎潤一郎  「細雪」 
...外(ほか)のものはとにかくと致して日本一お江戸の名物と唐天竺(からてんじく)まで名の響いた錦絵まで御差止めになるなぞは...   
永井荷風  「散柳窓夕栄」 
...頭からガンと夜歩きを差止めて...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...早く行って差止めてしまえ」「水を汲んでは悪いのでございますか」「水を汲んで悪いとは言わん...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...出入りを差止めるなんていいやしませんでしたか」「そんなことはいいやしませんよ」「それで安心……」金助は大仰に胸を撫で下ろす真似をしながら...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...出入差止めになり...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...逓信省から差止めを食ったと言ふ...   
古川緑波  「古川ロッパ昭和日記」 
...それ丈にては愚意分りかね候に付愚作をも連ねて御評願ひ度存居候へども或は先輩諸氏の怒に觸れて差止めらるゝやうな事は無きかとそれのみ心配罷在候...   
正岡子規  「歌よみに與ふる書」 
...あるいは先輩諸氏の怒に触れて差止めらるるやうな事はなきかと...   
正岡子規  「歌よみに与ふる書」 
...正徳四年に差止められた...   
三田村鳶魚  「物貰ひの話」 
...偽作を差止めたり...   
山下博章  「「プラーゲ旋風」の話」 
...お差止めの出るようなものもございますので」亀谷が咳(せき)をした...   
山本周五郎  「樅ノ木は残った」 
...その場で臨席の警官から差止められるような事は...   
夢野久作  「二重心臓」 
...その代り明日(あす)になるとキット差止めるとか何とか威かして来るにきまっているんだ...   
夢野久作  「二重心臓」 
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