...どんな権利で差止めるのかと文句を言ったが...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...屹度差止めると厳しく言ひつけた...
薄田泣菫 「茶話」
...外のものは兎に角と致して日本一お江戸の名物と唐天竺(からてんじく)まで名の響いた錦絵(にしきえ)まで御差止めに成るなぞは...
太宰治 「三月三十日」
...今日其を差止めなければ矢張皆惡るくなつてしまふ...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...出入りを差止めてしまえば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...出入りを差止められるようなことを仕出来(しでか)したのも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...然し次の日新聞の記事は差止めになった...
永井荷風 「花火」
...早く行って差止めてしまえ」「水を汲んでは悪いのでございますか」「水を汲んで悪いとは言わん...
中里介山 「大菩薩峠」
...お差止めには口あんぐりだ」と言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井の殿様が差止めて下さるわよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...然し次の日新聞の記事は差止めになつた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...あるいは先輩諸氏の怒に触れて差止めらるるやうな事はなきかと...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...いずれも裁判所の仮処分命令で上演を差止められたり...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...偽作を差止めたり...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...支配役に差止められ...
山本周五郎 「百足ちがい」
...お差止めの出るようなものもございますので」亀谷が咳(せき)をした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その興行を差止めて下さいと怒鳴り出したもんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...その代り明日(あす)になるとキット差止めるとか何とか威かして来るにきまっているんだ...
夢野久作 「二重心臓」
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