...実に旧き(uralter)友ヴェーゲラー*エレオノーレ夫人の添書親愛なベートーヴェン! ヴェーゲラーから貴方へおたよりを差し上げるようにということは...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...博士は女王に毒を差し上げるようなことも...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...月々一円五十銭を小遣いに差し上げることに師匠に話しますと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...いくらでもおいしいごちそうを差し上げるのに...
太宰治 「饗応夫人」
...狎書(こうしょ)を差し上げる次第です...
太宰治 「虚構の春」
...皆様へ差し上げるお茶受を買って参ります」「よしよし」「それでは...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...番号札を高く差し上げる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...帝へは「私の所にも古い絵はたくさんございますから差し上げることにいたしましょう」と奏して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを皆陛下へ差し上げることにして公然の席で勝負を決めるほうが興味のあってよいことであると源氏がまず言い出した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「西の渡殿のほうから参って差し上げるように」とお命じになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...例の宵(よい)の仏前のお勤めのために手水(ちょうず)を差し上げる役にあたった中将の君の扇に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「人にけおされるような宮仕えよりは兵部卿の宮などにこそ自信のある娘は差し上げるのがいいと私は思う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...できのよろしい子供たちだけを皆お邸(やしき)へ差し上げることにしましょうということでした」その言葉どおりに奇妙な親戚(しんせき)関係と人には見られることであろうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただこのお手紙は人づてでなく差し上げるようにと仰せつけられて来たのですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...突然にかような奇怪な手紙を差し上げる非礼をお許し下さい...
夢野久作 「少女地獄」
...明日(あす)王様に差し上げるからそれまで飼っておいてくれと云って...
夢野久作 「白髪小僧」
...差し上げるといい...
吉川英治 「松のや露八」
...おごそかに両手を上に差し上げる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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