...少しく急な傾斜を持つところになると...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...少しく竜燈を解(げす)べき説なれば姑(しばら)くしるして好事家(かうずか)の茶話(ちやわ)に供(きよう)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...こうして東京の得意は少しくらい値の安いのに動かされるものではないから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...少しく思う所があって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...塩椎ノ神、彦火々出見ノ命に教えて曰く、此船に乗りて、少しく行かば、魚鱗の如く造れる宮あらん...
高木敏雄 「比較神話学」
...左衞門は少しく面(おもて)を和(やは)らげて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...少しく微にわたって申し上げますならば...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...少しく滑稽に亙りますが刑法にさう云ふ條文はない...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...旧著からも少しく再録せねばならなくなった...
豊島与志雄 「随筆評論集「文学以前」後記」
...戦争に関する事柄も少しく話題に上りました...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...少しくゆとりを示しておくことが必要なのである...
豊島与志雄 「程よい人」
...少しく趣を異にするが鈴木牧之の『北越雪譜』ぐらいがあげられるだけである...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...全性格の描写と云う方に客観的態度をもって少しく進んでみたら開拓の余地がたくさんあるだろうと思います...
夏目漱石 「創作家の態度」
...これは少しく異端説かも知れないが...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...少しく調査したいことがあって...
新渡戸稲造 「自警録」
...脂肪四割四分にていずれも南京豆より蛋白質の割合少しく劣れり...
村井弦斎 「食道楽」
...それにしても少しく報酬(ほうしゅう)というものが功労に対して大き過ぎる...
柳田国男 「海上の道」
...医者の少しく首を捻(ひね)るような病人は...
柳田国男 「山の人生」
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