...雄の方、すなわち越前蟹の肉の味を、少し小味にして、滋味と汁を添加したような味である...
中谷宇吉郎 「母性愛の蟹」
...大物をやっても小味にまとめるところが偉い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小さな者は小味だ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...日本は島国だけに何もかも小さく出来て居る代りにいはゆる小味などいふうまみがある...
正岡子規 「墨汁一滴」
...小味に過ぎて大劇場には向かんと言う難も有るが...
三好十郎 「好日」
...それも大まかで小味な所はない...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...それを一概に小味という名で片付けられぬわけは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それにしても小味な個性とはちがつて...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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