...すみからすみまできちんと小ぎれいに片付いているのに引きかえて...
有島武郎 「或る女」
...しかし服装の小ぎれいなわりに...
海野十三 「透明猫」
...小ぎれいな家の並んだ上品な通りへ出た...
鈴木三重吉 「桑の実」
...中は小ぎれいにお飾(かざ)りのできたへやで...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...すべてが小ぎれいできちんと片付いていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の室は狭く小ぎれいで奥まっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その黒服はすり切れてはいるが小ぎれいだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ふと小ぎれいな垣根越しに見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...どちらもボーデの流れに沿つた小ぎれいな山間の避暑地で...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...何んとなく小ぎれいに暮しているのは...
野村胡堂 「九つの鍵」
...小ぎれいな郊外にあり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...自分は小じんまりとした「文化住宅」に小ぎれいに住んでパアマネントをかけた奥さんとの間に一年置きに生んだ子供にパパなどと言わせ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...小ぎれいにならべられてゐて...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...小ぎれいな店の造りを明るく照らしている...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...この一劃では小ぎれいな家の格子をあけると...
吉川英治 「江戸三国志」
...いつも小ぎれいにしてさ...
吉川英治 「私本太平記」
...しかしそのお蔭に、留守でも女手がとどいていたせいだろう、彼の机のまわりなども、小ぎれいだった...
吉川英治 「私本太平記」
...河筋にある舟料理の小ぎれいなのを探しているふうだった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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