例文・使い方一覧でみる「富本」の意味

...「それで、この頃は不勉強、ね――トコセキナヨも、富本も... 「それで、この頃は不勉強、ね――トコセキナヨも、富本もの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...「稽古おしなさいよ――あたし大分富本が進みました... 「稽古おしなさいよ――あたし大分富本が進みましたの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...富本の紋章に縁のある桜の花は生涯家に植ゑさせなかつた程だ... 富本の紋章に縁のある桜の花は生涯家に植ゑさせなかつた程だの読み方
薄田泣菫「茶話」

...件（くだん）の仏像に惚れぬいてゐる富本憲吉氏が... 件の仏像に惚れぬいてゐる富本憲吉氏がの読み方
薄田泣菫「茶話」

...これは例の富本（とみもと）一件で... これは例の富本一件での読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...... の読み方
武田祐吉「古事記」

...お師匠をお部屋へお呼びなされて富本のお稽古（けいこ）をお始めになられたのも... お師匠をお部屋へお呼びなされて富本のお稽古をお始めになられたのもの読み方
太宰治「葉」

...湖龍斎が全盛期の豊艶なる美人と下（くだ）つて清長の肉付よき実感的なる美人の浴後裸体図等に至つては漫（そぞろ）に富本（とみもと）の曲調を忍ばしむる処あり... 湖龍斎が全盛期の豊艶なる美人と下つて清長の肉付よき実感的なる美人の浴後裸体図等に至つては漫に富本の曲調を忍ばしむる処ありの読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...子供のおり富本（とみもと）を習った母よりも長唄（ながうた）をしこんでもらっている私たちの方がすぐに覚えて... 子供のおり富本を習った母よりも長唄をしこんでもらっている私たちの方がすぐに覚えての読み方
長谷川時雨「勝川花菊の一生」

...富本（とみもと）から新内節（しんないぶし）になった... 富本から新内節になったの読み方
長谷川時雨「明治大正美女追憶」

...尾竹紅吉（今の富本一枝）... 尾竹紅吉の読み方
正岡容「大正東京錦絵」

...「今晩は……御苦労さま」その晩佐竹の富本という寄席の楽屋へ入っていった今松は...
正岡容「寄席」

...この宗悦の娘で富本の師匠たる豊志賀（とよしが）が... この宗悦の娘で富本の師匠たる豊志賀がの読み方
正岡容「我が圓朝研究」

...人間柴田欣一郎誠　　　　　その長男欣二　　　　　　次男双葉　　　　　　次女富本三平圭子清水八郎せい子お光浮浪者柴田一家が住み...
三好十郎「廃墟（一幕）」

...もはや治すことの出来ない根深いやつを持ってでもいるように陰気な富本三平がポケットに両手を突込んでヒョコヒョコと入って来る）……お帰んなさい...
三好十郎「廃墟（一幕）」

...品川の幇間（ほうかん）富本登名太夫（となたゆう）... 品川の幇間富本登名太夫の読み方
森鴎外「細木香以」

...私の尊敬する富本（とみもと）（憲吉（けんきち））の例を挙げよう... 私の尊敬する富本）の例を挙げようの読み方
柳宗悦「工藝の道」

...当時バーナード・リーチや富本憲吉との交友も... 当時バーナード・リーチや富本憲吉との交友もの読み方
柳宗悦「四十年の回想」

「富本」の読みかた

「富本」の書き方・書き順