...家司(けいし)や老女などが指図をしつゝ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...一方では家司(けいし)として源氏に属している官吏も除目(じもく)の結果を見れば不幸であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...信用する少納言の乳母(めのと)を上にして何人かの家司をそれにつけて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...京の家司(けいし)へ命じてやって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...双方の家司たちの間に惜しまれる別れもあるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家司(けいし)の詰め所なども備わった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家族も家司(けいし)たちもそれを軽率だと言っていること...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家司(けいし)たちは大がかりな仕度(したく)を御出産祝いにした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大内記は右大将の家に古くから使っている家司(けいし)の婿であったから秘密な話も耳にはいるのであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薫のほうからは家司(けいし)の中でも親しく思われる人たちを幾人もよこしてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家司(けいし)の重臣二人をよんで...
吉川英治 「私本太平記」
...この秋の徳川家司宰(とくがわけしさい)のもとにおこなわれる大講会をして木(こ)ッ葉(ぱ)微塵(みじん)にしてやろうではないか――という意気(いき)があがった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...家司(老職)のさしずが下って...
吉川英治 「平の将門」
...家司から取次がれて...
吉川英治 「平の将門」
...世に、自分の意志の行われぬことを知らぬ藤原一門の長者たる主人の声癖を、家司の臣賀は、遠くでうける老いの耳でも、聞きあやまることはなかった...
吉川英治 「平の将門」
...庭さきへ来い)とでも、家司を通じて、おことばが、かかるかと...
吉川英治 「平の将門」
...あとで、家司の臣賀に、申しておこう...
吉川英治 「平の将門」
...――家司を通さずに...
吉川英治 「平の将門」
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