...漸(やつ)と安心すると...
石川啄木 「病院の窓」
...私はいよいよ安心するばかりでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...――Kから来書、ありがたう、安心する...
種田山頭火 「其中日記」
...安心すると、可笑しくなった...
豊島与志雄 「白血球」
...僕は安心するとともに元気づいて...
豊島与志雄 「道連」
...安心するがよい」義観は...
直木三十五 「南国太平記」
...行手を安心する駕籠舁の声を...
中里介山 「大菩薩峠」
...口さきだけのおどしに過ぎないものだから安心する...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっと安心するところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...心の中で安心する人が沢山ある...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...俺が精一杯働いてみせるから安心するようにと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...阿修羅の夫も安心することでしょう」「――――」佐々村村一に言い伏せられて...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...夜目にも白く染物とかいてあるハッピの字を眺めて、吻と安心すると、私はもう元気になって、自然に笑い出したくなっている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...もしきみの口からあの上着は私が持っていったと聞いたら非常に安心するのだが」「絶対安全ですよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...そして、私は此処にいる、安心するがよい、苦しみを耐えしのべといって下さいまし...
三好十郎 「その人を知らず」
...安心するすべを知らないからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...安心することができなかったのね...
山本周五郎 「おばな沢」
...いささか彼は安心すると...
吉川英治 「私本太平記」
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