...まず第一に自分が安心するくふうを考えろ...
伊藤左千夫 「廃める」
...まあ安心するさ...
薄田泣菫 「茶話」
...其後再版が手元に届いて初めて安心する事が出来た...
辰野隆 「愛書癖」
...そう云って下されば僕も安心するんです」浜田はしかし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...山が山に樹が樹に紅葉をひろげてうつくしさったらない、いそいで四十六番参拝、長い橋を渡って、森松駅から汽車で松山へ、立花駅から藤岡さんの宅へとびこんだのは六時頃だったろう、ほっと安心する...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...かれみずから揚々として今は平民主義を鎮圧したりと安心するのときにおいてたちまち一致雄決したる人民の猛志をもってこれを一掃するに至るべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...私はほっと安心する...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...安心すると同時に(初めっから...
直木三十五 「南国太平記」
...俺が精一杯働いてみせるから安心するようにと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...声、すっかりよくなったので、皆安心する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その点は漸く安心するようになつた...
牧野信一 「露路の友」
...まずこれでよいと一安心する間もなく...
宮本百合子 「女の自分」
...そしてついにテュロスに着きほっと安心するに及んで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...安心するすべを知らないからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それで灰色ガンは、たいへん悲(かな)しんでいましたが、白ガチョウは、じぶんはまだしばらく旅には出ないから、安心するように、と言って、なぐさめました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...一同ヤッと安心する...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...安心するがいいだよ...
山本周五郎 「風流太平記」
...犬の奴が安心すると見えてワンとも云わないでジッとしている...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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