...まず第一に自分が安心するくふうを考えろ...
伊藤左千夫 「廃める」
...決して安心する事は出来ない...
大隈重信 「青年の新活動方面」
...安心するがいい...
太宰治 「思案の敗北」
...僕は漸く安心する事が出来た...
辰野隆 「感傷主義」
...砂糖など車に積んで持って来たので少し安心する事が出来た...
寺田寅彦 「震災日記より」
...』『然うか、それぢや宜し、安心するとせう...
徳田秋聲 「媒介者」
...併し之で例の自意識は一体安心する積りなのだろうか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私はほっと安心する...
豊島与志雄 「白木蓮」
...行手を安心する駕籠舁の声を...
中里介山 「大菩薩峠」
...滅多(めった)な所(とこ)へも片付けられませんので……」「ごもっともで」と迷亭はようやく安心する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...觀音樣を拜んでゐるうちに、結構な智慧が浮かばないとも限らない」「へエ、――大丈夫ですか、親分」「氣は確かだ、安心するがいゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ホッと安心すると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「御子息チャアリイはおれたちといっしょにいるから安心するがいい...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...それに適合すれば「これはよい」と安心する...
柳宗悦 「民藝四十年」
...だが、安心するがいい、髪結の鶴吉は決して、宗門役人などに懇意はねえんだから」彼が独りでベラベラと喋舌(しゃべ)っている間に、お蝶は眉をよせながら、帯の間に手を差し入れて、じっと其処(そこ)へ屈(かが)み込んでしまっている...
吉川英治 「江戸三国志」
...安心すると同時に半身の大火傷の痛みも分ってきたのである...
吉川英治 「三国志」
...そのことは安心するがいい」「天に代って道をしき...
吉川英治 「三国志」
...安心するがいい」「礼儀を重んじなければいけないといったくせに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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