...安南語も覚えちやふでせう...
林芙美子 「浮雲」
...ゆき子には安南人のやうにも見えた...
林芙美子 「浮雲」
...ゆき子だけ安南人の女中に案内されて自分にあてがはれた部屋へ行つた...
林芙美子 「浮雲」
...マリーは英語も仏蘭西語も、安南語も達者で、仕事もてきぱきしてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...黄金の重さに等しい値段だといふ伽羅の木が、南部安南に産し、そこの土地の伽羅が、最優良品と聞いて、富岡は、ゆき子を知つた頃、小指の先ほどの伽羅の木片を彼女のベッドの枕の下に入れてやつた思ひ出がある...
林芙美子 「浮雲」
...「安南王といえば...
久生十蘭 「魔都」
...然し一方からいうと安南の皇帝が殺人を行ったなどというのは何という素晴らしい特種であろう...
久生十蘭 「魔都」
...丁度今しがた」約束に違わず安南王が今しがた警察にやって来て釈放の手続きをとってくれたのだと思ったから加十はホッとして...
久生十蘭 「魔都」
...私は巴里に留学している安南独立党の連中に逢って...
久生十蘭 「魔都」
...安南皇帝と聞くよりたちまち悚み上ったようになって...
久生十蘭 「魔都」
...安南皇帝は日比谷公園の「鶴の噴水」の台座の下にいると一図に思い込み...
久生十蘭 「魔都」
...「安南帝国皇帝附き諜報部長宋秀陳」「その下級官吏が俺と同じホテルに泊っているというのか...
久生十蘭 「魔都」
...安南とやらの王様を...
久生十蘭 「魔都」
...寛永元年五月安南船(あんなんせん)長崎に到着候時...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...大陸に接する安南...
横光利一 「上海」
...(安南人でも、トンキン人でも、黒旗兵でも――總て、水兵達の眼には同じ支那人として映つてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...怪物などを彫つた安南官吏の墓石と...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...衰微した安南の舞姫の裡(うち)にあって...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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