...光緒己丑三月英倫役満東帰由法国之馬賽口登舟遇日本井上甫水兄亦自欧洲東帰者倚篷筆談不倦頗慰客懐甫水兄於書無敢不読既通泰西文字又通朱陸之学洵東方之博雅也将別矣率成一律以贈其帰時五月十八日舟過安南海書此...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...近くはかのフェリー氏が安南事件について清国と兵を構え...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...三角のすげ笠をかぶつた安南の百姓女が...
林芙美子 「浮雲」
...安南人の上流の者たちは...
林芙美子 「浮雲」
...安南(あんなん)語で唄をくちずさんでゐる...
林芙美子 「浮雲」
...安南の寺へ行つて...
林芙美子 「浮雲」
...安南人の運転手が云つた...
林芙美子 「浮雲」
...七男のルイ ――安南のP・M・D木綿会社へ見習いにやって下さい...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...さて安南王はしきりに鍵をガチャガチャいわせていたが...
久生十蘭 「魔都」
...前夜安南王が鶴子に加十の食器を出させようとするのを固辞し...
久生十蘭 「魔都」
...加十は昨夜一ト口も安南王の身上に触れなかったが...
久生十蘭 「魔都」
...丁度今しがた」約束に違わず安南王が今しがた警察にやって来て釈放の手続きをとってくれたのだと思ったから加十はホッとして...
久生十蘭 「魔都」
...順化(ユエ)なんかじゃ日本が安南の宗主権復興の尻押しをしているなんてえデマがもう盛んに飛んでるそうだ...
久生十蘭 「魔都」
...「松谷鶴子と安南王の馴染めから...
久生十蘭 「魔都」
...安南における独立運動というのは完全に惰性状態に入ってしまって...
久生十蘭 「魔都」
...安南国皇帝の松谷鶴子殺人事件は...
久生十蘭 「魔都」
...安南皇帝は日比谷公園の「鶴の噴水」の台座の下にいると一図に思い込み...
久生十蘭 「魔都」
...いわんや堺、平戸(ひらど)そのほかの海港と、呂宋(ルソン)、安南、暹羅(シャム)、満剌加(マラッカ)、南支那一帯の諸港との往来は、年ごとに頻繁(ひんぱん)を加えて来るし、それが国民一般の宗教に、軍事に、直接生活に、濃く影響し始めてきた今となっては――その政治的重要性からも、信長が多大な関心をもっていたことは、当然すぎるほど当然なことだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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