例文・使い方一覧でみる「媚態」の意味
スポンサーリンク...彼女は彼に向けて媚態をつくった... 
...彼女が媚態をつくるのは、男性が好きだからだ...
...彼女は媚態をつくることで、仕事を得た...
...女優は媚態をつくるのが上手だ...
...媚態をつくることは、女性にとって危険な行為かもしれない...
...そのまま溶けて消えさうなきめの細かい媚態とに...
薄田泣菫 「独楽園」
...醜女の媚態を以て立ち上り...
太宰治 「善蔵を思う」
...脚の曲線とその媚態と――ＡＨ！ ＯＵＩ！ 深夜の「巴里」はいま聖ミシェルの鋪道に流れている...
谷譲次 「踊る地平線」
...私は最初媚態（コケトリイ）かと思っていました」とキリーリンはつづけた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...あらん限りの媚態でもって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...特別な思想的媚態を示し得るのは当然だろう...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...こんな媚態がある筈はありません...
野村胡堂 「江戸の火術」
...夢子の芝居がかりな媚態には無い...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...思いもよらぬ艶かしい媚態を尽すのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...爛熟（らんじゅく）し切った媚態（びたい）とで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愛というよりも損得ずくで時々差し出される女の媚態くらいしか経験しないまま...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そんな媚態（コケットリイ）をやって見せたのにちがいありません...
久生十蘭 「キャラコさん」
...米国に媚態を見せて大借款を起こさんとしている...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...あのわざとこしらえたティツィアン風の金髪とダイヤモンドの飾りとを持つ、裕福な美しい婦人たち、そのあでやかな顔立ちには、天才的な肖像画家の手で、永遠が与えられ、その恋愛生活は市中の評判になっている――カアネヴァルの芸術家祭の女王たち、いささか粉黛（ふんたい）を施し、いささか彩色を加えていて、上品な皮肉をたたえ、媚態に富み、崇拝に価する――そういう婦人たちのだれかに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...毫も媚態を示さぬこのあどけない顔つき...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...媚態というものは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...スイスの山山が天と戯れつつ媚態をくねらせ...
横光利一 「旅愁」
...玄徳は、明瞭に、その媚態外交を、一蹴した...
吉川英治 「三国志」
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