...好奇の目を輝かしながら...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...それともただの装飾品だろうか」と山田は好奇の目を(みは)った...
辰野隆 「汝自身を知れ」
...好奇の目はまたたくまに集団をつくるのだった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...その好奇の目にとりかこまれながら...
壺井栄 「二十四の瞳」
...ロンドン市民は一斉に好奇の目を(みは)り...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...好奇の目で女を見つめながら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼はただ好奇の目を見張ることばかりをしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...下船して来る旅人の上陸ぶりに好奇の目を向けて見るのが通常の人情であるのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでなくても好奇の目を視張るに十分な対象だつたのだ...
中原中也 「その頃の生活」
...道端(みちばた)の子供等は皆好奇の目を円くして此怪し気な車を見迎え見送って...
二葉亭四迷 「平凡」
...新参のヒューバート医師を物憂げに好奇の目で見た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...失礼のないように好奇の目を向け...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ハロルドが好奇の目で見上げたのが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...人気役者の素顔に接した見物は好奇の目を視張つてざわめいた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...疎林のしたはレール道になつてゐて山の手線の電車が二つばかり過ぎ去つたあとだおれは富士を眺める富士山はまるで子供らしい好奇の目を瞬かしてくるおれはお前の下をよく通つた煤でよごれたきたない汽車の窓から初めてお前をみたのは今から十三年前だ...
室生犀星 「星より來れる者」
...好奇の目を輝かしてなおも見ていると...
柳田国男 「故郷七十年」
...むしろ好奇の目をもって...
吉川英治 「江戸三国志」
...飢えと好奇の目には...
吉川英治 「醤油仏」
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