...それで医学をさほど好まないようになり...
石原純 「チャールズ・ダーウィン」
...ロシヤの小説は好まない……と云うのは...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...私はあまり好まないけれど...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...しかも彼等は蠅男の正体を語るを好まないか...
海野十三 「蠅男」
...官海に入ることを好まないふうがあった...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...ある物をなぜ好むかあるいは好まないかを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...キャバレーも好まない...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...彼がその土地を余り好まない母に同情して多少不賛成の意を洩(も)らした時...
夏目漱石 「明暗」
...先方は社交を好まない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...老人は新刊書を好まないで...
三木清 「如何に読書すべきか」
...それは好むと好まないとに拘らず常識に近づく...
三木清 「人生論ノート」
...左大臣家にいる葵夫人はそうした所へ出かけるようなことはあまり好まない上に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...好まないものはないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――だがおれは好まない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...何物にも屈伏することを好まない青年の自尊心を感じることの出来る者達程...
横光利一 「南北」
...肚(はら)では、危ういと思っても、弱音(よわね)に似た意見をのべることは、たれも好まない...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の好まないほうへ今まで費やされて来たのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...人中でいうことを好まないふうで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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