...「奈何なく」と言っては宿題は減らない...
...一度や二度の失敗で「奈何」するな...
...彼は「奈何」かと思ったら、とんでもない理由でやめてしまった...
...何度「奈何」を重ねても、その仕事には向いていないとわかった...
...「奈何」をしても解決しなかった問題が、ある日急に解決した...
...……奈何(どう)も御苦労でした...
石川啄木 「足跡」
...奈何(どう)なさらうと...
石川啄木 「足跡」
...奈何して小學教育を破壞するかと訊くと...
石川啄木 「足跡」
...』『そして奈何(どう)した?』『奈何もしやしないけど...
石川啄木 「鳥影」
...』『そして奈何(どう)した...
石川啄木 「鳥影」
...『奈何ツて、別に……...
石川啄木 「鳥影」
...問題は『近代の結婚制度は善良にして果してよく社会の需要に応ずるものなりや』と云ふのではなく『奈何(いか)にせば吾人は種族改善の為め現在のそれより更らに有効なる道徳律を発見し得るや』と云ふに存する...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...奈何(どち)じやい?」と政治家は第一に口を切つた...
内田魯庵 「貧書生」
...奈何(どう)でせう...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...二辺並行せる三角形あるを奈何(いかん)せん...
夏目漱石 「人生」
...這入りやすいものが奈何に実際的にはいり切れないものであるかに気がつくのだ...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...巨勢は唯奈何(いか)にもして少女が命助けむと思ふのみにて...
森鴎外 「うたかたの記」
...文を論ずる人に理を説かしむるを奈何(いかに)せむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...奈何(いかん)ともすることが出来なかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...磯貝は魔睡の間に奈何(いか)なる事をもサジエストすることを得たのである...
森鴎外 「魔睡」
...いま奈何(いか)におもうらん...
森鴎外 「みちの記」
...事情の奈何(いかん)に拘(かかわ)らず...
山本周五郎 「風流太平記」
...事情の奈何(いかん)に拘わらず...
夢野久作 「死後の恋」
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