...「奈何なく」と言っては宿題は減らない...
...一度や二度の失敗で「奈何」するな...
...彼は「奈何」かと思ったら、とんでもない理由でやめてしまった...
...何度「奈何」を重ねても、その仕事には向いていないとわかった...
...「奈何」をしても解決しなかった問題が、ある日急に解決した...
...恩人なる貴人(あてびと)の思ひ給はん程奈何(いかゞ)なるべきといふ事なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...奈何も其處だテ――』『何が?』『主筆は十月一日に第一囘編輯會議を開く迄に顏觸れを揃へる責任を受負つたんで...
石川啄木 「札幌」
...イヤ其前に日本は奈何(どう)かしてシヤムを手に入れて置く必要がある...
石川啄木 「葬列」
...自分では奈何(どう)しても嫁(ゆ)く気になれない...
石川啄木 「鳥影」
...一体奈何(どう)なつてるんだい?』と妹を見かへつた...
石川啄木 「鳥影」
...『奈何(どう)です...
石川啄木 「鳥影」
...『あの私宛の手紙でも參つてゐませんでせうか?』『奈何(どう)でしたか! あ...
石川啄木 「鳥影」
...村教育の前途を奈何(いかん)と謂ツて...
石川啄木 「漂泊」
...それは奈何に諸式の高い所にしても...
石川啄木 「天鵞絨」
...君(きみ)なき今(いま)を奈何(いかん)せむ...
泉鏡花 「芥川龍之介氏を弔ふ」
...奈何(どう)しても睡眠(ねむり)に就(つ)くことは出來(でき)ぬのであつた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...『此(こ)の猶太人(ジウ)に靴(くつ)でも與(あた)へたら奈何(どう)だ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...其の態度が奈何(いか)にも冷(ひやゝか)で...
三島霜川 「青い顏」
...奈何(いか)に辛辣(しんらつ)な手腕(しゆわん)も...
三島霜川 「平民の娘」
...新に得たる直温所撰の先祖書は奈何...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...獨り奈何せむ、逍遙子が所謂理想は作者の哲學上所見にして、その所謂主觀は作者の實感なることを...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...事情の奈何(いかん)に拘(かかわ)らず...
山本周五郎 「風流太平記」
...事情の奈何(いかん)に拘わらず...
夢野久作 「死後の恋」
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