...「奈何なく」と言っては宿題は減らない...
...一度や二度の失敗で「奈何」するな...
...彼は「奈何」かと思ったら、とんでもない理由でやめてしまった...
...何度「奈何」を重ねても、その仕事には向いていないとわかった...
...「奈何」をしても解決しなかった問題が、ある日急に解決した...
...プリニウスの書(ふみ)に見えたる九十六年の破裂は奈何(いかゞ)なりけん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...奈何(どう)して小学教育を破壊するかと訊くと...
石川啄木 「足跡」
...奈何(どう)せ私も然う思つてだのでごあんすアハンテ...
石川啄木 「足跡」
...「奈何(どう)為よう...
石川啄木 「赤痢」
...奈何(どう)でも可いと言つた調子だ...
石川啄木 「赤痢」
...『それより奈何(どう)です...
石川啄木 「鳥影」
...』『奈何でしたの...
石川啄木 「鳥影」
...五『奈何つて言つた所で...
石川啄木 「鳥影」
...其(そ)れを又(また)奈何(どう)する事(こと)も出來(でき)ぬので有(あ)つた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...『此(こゝ)へ燈(あかり)を持(も)つて來(く)るやうに言付(いひつ)けますから……奈何(どう)して這麼眞暗(こんなまつくら)な所(ところ)にゐられませう……我慢(がまん)爲切(しき)れません...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...國家の急は決して斯る單純なる思想の能く濟ふ所に非るを奈何せむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...わたくしは奈何(いかに)して編年の記述をなすべきかを知らない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒のために奈何(いか)に苦しかつたかを想見した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それと同時に自分が奈何(いか)にも老衰して...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...末を奈何(いかに)と懸念貌(けねんがほ)...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ここにはそもそも奈何(いかに)して...
森鴎外 「文づかひ」
...此の魔睡の間の出来事は奈何なる程度まで及んだのであらうか...
森鴎外 「魔睡」
...奈何(いか)に敵を憎むことの出来ない博士でも...
森鴎外 「魔睡」
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