...ああこの大陸的な未開の天地は...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...札幌の人はあたりの大陸的な風物の静けさに圧せられて...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...支那人の大陸的な根気によって何回も何回も読みこなして...
石原莞爾 「最終戦争論」
...満洲の大陸的な気候と戦わなければならなかった...
寺田寅彦 「戦争と気象学」
...それが大陸的な起伏のにぶい龍田山の麓(ふもと)につづいていて...
徳永直 「冬枯れ」
...大陸的な気候の変化が激しかった...
徳永直 「冬枯れ」
...大陸的な風采の男は...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...気局雄大なることまさに大陸的なりといふべし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...大陸的な気候の特徴として...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...もっと大陸的な世界線の上に出てくるだろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...大陸的なそのヴァイオリンの音を聞いていると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...五十年配だが、若いころ、志を抱いて、朝鮮満洲を放浪した、大陸的な、利かぬ気と、闘志とが、てらてらと光る、酒好きらしい赤ら顔に、なお残っている...
火野葦平 「花と龍」
...どこか大陸的な骨っぽいところがあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...甚だしく大陸的な空漠をそなえている彼の顔に...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...大陸的な気流の烈しい中に...
吉川英治 「三国志」
...大陸的な夕空いちめんまさに灼奕(しゃくえき)と真っ赤に燃え映(は)えている頃だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大陸的な誇張であることはいうまでもない...
吉川英治 「平の将門」
...大陸的な新浪漫主義を沁みこましてしまった(将軍BARでさえ農民と職工によって占領されてしまったのだ...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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