...行年(ぎょうねん)六十の粟野さんは羅甸(ラテン)語のシイザアを教えていた...
芥川龍之介 「十円札」
...何分(なにぶん)原文がひどい羅甸(ラテン)なんで――」「君にも読めないかい...
芥川龍之介 「路上」
...赤き衷甸(ばしや)に乘りて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そして羅甸區の所謂家具附ホテルの七階から...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...「大淵之源潰」の源句たる羅甸語の「アビスス」と...
高木敏雄 「比較神話学」
...支那町傅家甸(フウジャテン)の新世界で...
谷譲次 「踊る地平線」
...やがてわれは里昂の銀行を辞職し巴里に入りて拉甸区(ラテンく)の一客舎(きゃくしゃ)に投宿したり...
永井荷風 「書かでもの記」
...小紅亭の定連は多く拉甸区の書生画工にして時には落魄(らくはく)せる老詩人かとも思はるる白髪の翁(おきな)を見る...
永井荷風 「書かでもの記」
...まるで従卒のようだね」「従卒でもいいから何だ」「まあ羅甸語などはあとにして...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...羅甸語(ラテンご)も読めない癖に」「ハハハハ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...急に起きて人畜を傷つけ殺す(サンゼルマノ『緬甸帝国誌(ゼ・バーミース・エンパイヤー)』二十一章)...
南方熊楠 「十二支考」
...サンゼルマンの『緬甸帝国誌(ゼ・バーミース・エンパイヤー)』に...
南方熊楠 「十二支考」
...同書三〇六に雲南の尋甸州の西なる米花洗馬山は...
南方熊楠 「十二支考」
...古い拉甸(ラテン)語の如きはあれは Latium の中の Roma の上流者の言葉である...
森鴎外 「假名遣意見」
...立派なる拉甸(ラテン)名を得たるは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...これは早く清(しん)の方維甸(ほういでん)が嘉慶板(かけいばん)の『抱朴子(ほうぼくし)』に序して弁じた所である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...羅甸(ラテン)語の二種類で書かれておりますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...蛮邦八境九十三甸(でん)の各洞長(どうちょう)へ向って...
吉川英治 「三国志」
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